11Feb
ダイビング団体にPADIというものがあるのをご存知ですか?
これは、世界中のダイバーの6割以上が所属している大手の団体です。
今回は、このPADIでのダイバーランクの取得順番についてご紹介します☆
これからダイビングを始めるって方も、現在ダイビングを楽しんでいる方も、PADIのランクについての知識を得ることで、視野が広がり、より一層ダイビングが楽しくなりますので、ぜひ最後まで爆読してくださいね♪
因みにタイトルにもありますが、ダイビングで「ライセンス」という言葉を聞くことがあると思います。でもこれ、実は間違いなんです。
正式にはCカード(Certification Card)つまり、認定証です。 資格ではないんです。
なので、この記事では「ライセンス」という言葉を使わずに「Cカード」という表現で統一しようと思います。
それでは、初めてのダイビングからプロまでの過程をご紹介しますね^^
入門編:まずここから!オープン・ウォーター・ダイバー
ダイビングの世界に入る一番最初のコースは、この「オープン・ウォーター・ダイバー」コースです。 OWDと略されます。
水中の世界をこれから楽しもうというあなたは、このコースでダイビングに必要な知識と器材の操作方法を学びます。
学科とテスト、そして海洋実習を行えば良いです。
あ、テストといっても簡単なクイズ形式ですのでご安心ください。笑
最短であれば4日程で終わらせることもできます。
まずは、学科の勉強をして、スキューバダイビングとは何か?ということを学びましょう!
勉強といっても堅苦しい感じではありません。
事前に渡されたテキストを予習しておいて、インストラクターと質疑応答のような感じで進めていきます。学校の授業ってよりは、個人指導の塾みたいな感じですね〜。
そして、その後にテスト。
これは4択とか○×とかの問題ですので、そんな難しい感じじゃないです。原付の試験みたいなイメージです。簡単です。笑
このコースを修了すると、あなたは晴れてダイバーとして、バディ潜水で世界中の海を潜れるようになります♫
Cカードを持っていれば海外でも大丈夫なんです!
しかーし! OWDには一つ条件があります。
それは、水深18mまでしか潜ってはいけないということです。
まぁ〜 浅くても十分楽しめますけどね(^^)
でも、世界中の海はもっともっと深いです。
やっぱり、せっかくダイバーになったのですから、色んな場所で行けるとこまで潜ってみたいですよね!?
では、どうすればもっと深くまで潜れるのか?
それは次のランクへ進めばいいんです!
ビギナーランク:誰でも最初は初心者!アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー
OWDは入門編です。
その次のランクは「アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー」です。
AOWDと略されます。 こっちは初心者って感じですね。
アドベンチャーダイビングと呼ばれる専門的なダイビングを楽しみながら修得していくコースになります。
こちらも学科と、アドベンチャー・ダイブを5つ選択します。
この5つは「水中ナビゲーション」と「ディープダイブ」が必須で、あとの3つは任意となります。
この辺はショップによっても違いがありますので、インストラクターと話し合いながら、興味のあるものを選択してみてください。
写真を撮るフォトダイブやドライスーツの使い方を学ぶコース、中性浮力を学ぶコース、ナイトダイブ、ボートダイブなど色々ありますよ。
AOWDコースを修了すると、あなたは水深40mまで潜ることができるようになります。
この水深は実は、レジャーダイバーの限界の深さですので、上級者とも一緒に楽しめるようになります(*・∀・*)
ここまで来ると、あなたのダイビングスタイルも少しずつ確立されているはずです。
魚が好きだなー。とか
地形が面白いなー。とか
写真撮るのが楽しい。とか
どんどんダイビングの世界に魅了されていることでしょう(´∇`)
その気持ち、ものすっごい分かります!
「あー もうずぅ〜っとダイビングだけしてたいなぁ〜」って感じですよね?笑
そんなダイビングにどハマりしてしまったあなたッ!
どうせなら専門家になってみませんか?
番外編:スペシャリティコースについて
AOWDまで修了したら、スペシャリティ(SP)と呼ばれる専門性の高いコースを取得できるようになります。
魚が好きなら「魚の見分け方」
地形が好きなら「ディープダイバー」や「レック(沈船)ダイバー」
写真が好きなら「水中フォトグラファー」
などなど、多数コースがあります。
それぞれ取得すると専用のCカードが手に入りますので、たくさん集めたいって方はどんどん取っちゃいましょう(o^-‘)b
このCカードがあれば、それぞれの専門的なダイビングが世界中でできちゃうんです!
これはもう、取っておくしかないですねッ!ヽ(´∀`。)ノ゚
中上級者編:脱初心者!レスキュー・ダイバー
AOWDコースも終わり、ダイビングスキルも上達してきたなら次に挑戦したいのは「レスキュー・ダイバー」コースです。 REDと略されます。
レスキューと聞くと、レスキュー隊みたいに人を助けないといけないのでは!?とビビってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。
このレスキューとは、セルフレスキュー、つまり自分の身を守るためのスキルを学ぶってことなんですね。
今まで初心者だったあなたは、ダイビング中や準備のときに上級者からお手伝いをしてもらっていたことでしょう。
このコースからは、自分のことは自分でできるようになって、一人前のダイバーになろう!ってことなんです。
自分のことはできるから、余裕があったら初心者にお手伝いをする。こうやって脱初心者しちゃうわけです。
このコースでは、安全についてとことん学びます。危険の予防から万一の際の対処法までとことんです。
このコースを受ける前と後とでは、本当に安全に対する意識が全く違います。
こんなトラブルがあったらこうしよう? とか
こんな人にはこういうサポートができるな とか
日頃から色々考えるようになります。
是非とも全てのダイバーに受けて欲しいコースですね。
ここまで終わればあなたは中級者。いや、上級者レベルかもしれません。
だって、アマチュアのコースはこれが最後なんですもん。
あ、ランクはもう一つ上がありますよ^^
アマ最高ランク:プロ目前!マスター・スキューバ・ダイバー
マスター・スキューバ・ダイバーはアマチュアでは最高レベルです。
これ以上はプロになっちゃいますね。 略称はMSDです。
これはREDを修了していて、SPを5つ以上取得するというのが条件です。
そうです。講習はありません!
SP取って申請さえすれば、このCカードが手に入るんです。アマチュア最高のランクです。
カッコいいです! いや…、カッコ良すぎです!!!笑
レスキューダイバーになったなら、ここまでとっちゃいましょう!
プロランク:ダイバーの憧れ!プロダイバー
REDまで修了したら、プロランクの受講ができるようになります。
MSDは無くても大丈夫です。
プロって何かというと、ダイビングで商売していいってことです。
プロランクは、
ダイブマスター
アシスタント・インストラクター
オープン・ウォーター・スキューバ・インストラクター
…と続くのですが、このランクがあればダイビングショップで働けます。
でも、講習ができるのはインストラクター以上ですね。
なので、将来プロダイバーとして生計を立てようと考えている方は「オープン・ウォーター・スキューバ・インストラクター」以上が必要です。
趣味でダイビングをしているって人には必要ないかもしれないですf^^;
ハマった人は挑戦してみてはいかがでしょうか?
深いところまで学習できて面白いですよ〜(^^)
PADIダイビングシステムのまとめ
OWDからプロまで様々なランクがありましたね。 では順番をもう一度。
オープン・ウォーター・ダイバー(OWD)
⇩
アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(AOWD)
⇩
レスキュー・ダイバー(RED)
⇩
マスター・スキューバ・ダイバー(MSD)
⇩
プロダイバー(Pro)
って流れです。
そして、OWDは水深18mまでの制限があり、AOWD以上は40mまでの潜水が可能です。
たまに潜るってだけの人はOWDがあれば十分楽しめます♪
でも、定期的に潜るなら、REDまでの取得をオススメですね。安全に対する意識が本当に変わりますよ〜。
ダイビングは楽しいけれど、危険と隣り合わせの遊びです。命より大切なものはありませんので、事故などには最善の注意を払って、安全に楽しく遊びましょうッ(^_-)-☆
Enjoy keep diving!!