24Oct
“芸術の秋”ともいわれる10月に入ったこともあり、普段あまり機会がない“芸術”にふれてみようと思っていたら、1枚の絵に目が留まりました。
お世辞にも上手いとは言えないその絵は、あるサーファーが描いたものです。
この絵は誰が描いたものかお分かりになりますか?
芸術に関して全くと言っていいほど評価できるほどの目は持ち合わせていない筆者ですが、個人的には親しみを感じとてもお気に入りです♪
そう、フリーサーファーを代表する“Dane Reynolds”(デーン・レイノルズ)です。
実力・人気ともにかね備えた、元WTCツアーサーファーとして認知されていますが、写真や絵を描くことも大好きなアーティストチックな一面も持っています。
今回そんな “デーン・レイノルズ”をご紹介します☆
世界で最も影響力のあるフリーサーファー
■生年月日: 1985年9月7日(32歳)
■出身地 : アメリカ/カリフォルニア
■身長 : 183cm
■スタンス: レギュラー
“デーン・レイノルズ”のサーフィンとの出会いは遅く、“体操” “水泳” “スケート” の経験を経て、9才の時、夏休みに海沿いのベンチュラに引越した親友に会いに行ったときにサーフィンをはじめました。
そんな矢先、父親の仕事の都合でロサンゼルス行きが決まり、引越し先を近くのハンティントンに予定していたのがデーン・レイノルズのサーフィンへの熱意に負けベンチュラへ。
その引越し先の近所に、なんと!“Geoff Brack(ジェフ・ブラック)”が住んでいたというではありませんか!
なんて恵まれた環境でしょう…(゚ロ゚;)
■作品 : ○サーフムービー「Sprout」
○セルフプロデュースのサーフムービー「Loaded」
一般的なサーフムービーといえば難易度が高い技を繰り出し、サーファーがいかにカッコよく主役である映像に仕上げるかを追求しているのに対して、彼の出演している作品は
芸術的な観点で撮られているので、自然が創りだす美しさに感動すること間違いなしです!
こちらの作品はその中でも特にオススメなので、ぜひ一度チェックしてみて下さい☆
今年の秋はサーフムービーを観て“芸術の秋”を楽しんでみてはいかがでしょうか?笑
■戦歴 : ○2003・2004年 X Game「優勝」
○2008年 ASP (WQS)に参戦「ジェディ・スミスに次ぐ2位」「WCT 19位」
○2009年 「WCT 10位」
○2010年 「WCT 4位」
ケガをきっかけに26歳でWCTのツアーサーファーに幕を降ろしました。
彼自身、コンテストで活躍しだした時からフリーサーフィンに重きを置きたい気持ちと葛藤があった中で、スポーツではなく“アート”としてサーフィンを愛するアーティストチックにおけるキャリアを選んだわけです。
メインスポンサーであったQuiksilver
2015年にアメリカのクイックシルバーが破産したことにより契約が解除になりました。
クイックシルバーといえば、同じくブランドを牽引していたケリー・スレーターが所属していたことでも知られる、日本でも馴染みのあるメジャーブランドですよね。
そんなクイックシルバーとの契約内容がスゴいんです…。
2012年に5年契約の更新した額が、な、なんと!
年俸、約350万ドル!!(約3億7500万円)
Σ(@ ̄□ ̄@;)!!マジかよッ!
さすが世界トップレベルのプロサーファー!
サッカーでいう日本代表 岡崎慎司選手がマインツ時代に契約していた年俸に匹敵します。
土俵は違えど、日本人のスポーツ選手が世界で評価されることは嬉しいことです♪
おっと…話がそれてしまいました。笑
それでは、コンテストに参戦していた時のデーン・レイノルズのキレッキレのライディング映像をご覧ください↓
デーン・レイノルズといえば、誰もが衝撃を受けたあの“東日本大震災”の時にご支援いただいた中の一人で、自身が手掛けていたアパレルブランド「Summer Teeth」の売り上げの100%と、個人としての義援金を合わせて“約1万ドル以上”を日本へ寄付を行っています。
時間の経過と共に風化され忘れがちになりますが、日本人である以上、この恩は決して忘れてはいけませんッ!
Future trends
自らボードをデザインすることにも力を入れていて、チャネル・アイランズ サーフボードにて数々のモデルを発表しています。
その中のひとつ “NECK BEARD”のモデルを筆者も所有しています。パワーがない小波にも柔軟に対応することができる、とても調子がイイお気に入りの一本です♪
今年に入って新たな動きがみられ「Former」という自身のアパレルブランドを立ち上げ、本格的に動いていくようです。
コレクション発表のつどに公開しているフリーサーフィン動画を観ると、相変わらずダイナミックなサーフィンを見せてくれます!
敢然と自然に立ち向かって行く彼の姿に魅了されますが、くれぐれもサーフィンは常に危険と隣り合わせだということを忘れず、自分のレベルにあった波のコンディションで楽しみましょうねッ(*・∀-)☆