5Apr
沖縄の各島の中で一際自然が多く残る八重山諸島・西表島。
東洋のガラパゴスとも称され、2018年には世界自然遺産にも登録される予定の島です。
そんな西表島は世界でも有数なダイビングポイントとして人気があります。
今回はその西表島のダイビングポイントをたっぷりご紹介いたします☆
これを読んだら西表島で潜りたくなる事間違いなしです!!
西表島ってどんな所?
まず、西表島の事を簡単に説明しましょう。
西表島と言えば「イリオモテヤマネコ」のイメージしかない方も多いと思います。実際私もそうでしたし…(^_^;) 笑
西表島は沖縄本島から南西に約400㎞、東京からは約2000㎞離れた場所に位置しています。
周囲約130kmの大きな島で、日本では12番目、沖縄の中では沖縄本島に次いで2番目に大きな島です。
人口は約2300人、島の約90%は手つかずのジャングルで、今なお大自然が残るまさに秘境という言葉が似合う島です。
西表島には川が多く水源が豊かで、川と海の境目にはマングローブ林も群生しています。マングローブ林の多さは国内最大の面積を誇り、日本で見られるマングローブ7種が全て見れるのは西表島のみです。
この自然の豊かさが影響してか、見れる魚の多さも一際多いです!
日本では約3700種の魚が見れますが、その内西表島で見られる魚種は1300種を超えます。これは沖縄本島、屋久島、柏島(高知県)などの約1000種を大きく超えているので、驚異的な数字であるのが分かります。
西表島のオススメダイビングポイント
そんなたくさんの魚が見れる西表島ですが、ダイビングのポイントも多岐に渡ります。
ポイントの特徴と魅力をご紹介していきましょう!
【サンゴポイント:西表島全域】
まず西表島で必ず見て頂きたいのがキレイなサンゴ礁。何種類ものサンゴが広大な範囲で見れるのは国内随一です!
2016年に大規模なサンゴの白化がありましたが、それでもこれほどのサンゴが見れるのは西表島ならではじゃないでしょうか!?
私も初めて潜った時は「日本国内にまだこんなサンゴがキレイなポイントが残っていたのか!!」と衝撃を受けたのを今でも覚えています。
【湾内ポイント:船浦湾・船浮湾・網取湾エリア】
西表島は入り組んだ地形により波や風が当たらないポイントが多数存在し、波が3~4mと荒れてしまっても問題なくダイビングができます。
島全体が時化に強いというのも魅力の1つですね。
湾内のポイントでありながらカメやクマノミ、季節によってはカマスなどの回遊魚まで見る事ができるので、湾内で潜るだけでもかなり楽しめます♪
【汽水域ポイント:船浦・船浮エリア】
湾内ポイントから更に島の奥へ進むと、海水と淡水が混ざるエリアがあります。このエリアを「汽水域(きすいいき)」と呼びます。
汽水域を代表する魚の1つが「マンジュウイシモチ」。この魚は日本では西表島と石垣島でしか見れません!
汽水域はマクロ生物の宝庫なので、小さい生物が大好きなダイバーにとってはまさに夢のようなポイントです♪
西表島の魚種が多いのはこの汽水域が充実してるからと言っても過言ではありませんね!
【マングローブポイント:西表全域】
「マングローブ下でダイビング?」と思う方も多いですが、実際に潜ったらこれがまた面白いんです!!
マングローブの根っこの隙間を魚が泳ぐシーンや、太陽の光がマングローブの葉っぱの隙間から差し込む景色は見る人を虜にします♪
実際に私も、サンゴの多さに感動した後のマングローブエリアでのダイビングに更に驚き、潜りながら「自然が充実しすぎだろ!!」と思わずツッコミを入れてしまいました。笑
自然が多い西表島ならではの潜り方ですね!
【鳩間島・サバ崎・ヨナソネエリア】
大きな洞窟やちょっと変わった形の岩など、地形を楽しむポイントも多数存在しています。
特に太陽の光が光線のように降り注ぐ景色は本当に絶景で、心が洗われる瞬間です。
地形好きの方にはたまらないポイントですね♪
【白砂ポイント:インダビシ・網取エリア】
沖縄の海といえばキレイな白砂をイメージする人も多いのではないでしょうか!?
高い透明度とキレイな白砂、この上をのんびり泳いでるだけで癒される事間違いなしです♪
砂もサラサラとしたキレイな砂なので、万が一巻き上げてしまってもほぼ問題ありません!
【マンタポイント:鹿の川(かのかわ)・ヨナラ水道エリア】
沖縄でマンタポイントといえば最近は石垣島が有名なんですが、西表島にもマンタが見れるポイントはあります♪
冬~春にかけて繁殖の為にやってくるマンタが乱舞する光景はいつ見ても感動します。
時には5~6匹のマンタが乱舞する事もあるので、ぜひ見て頂きたい光景ですね!
【外洋ポイント:崎山エリア・トカキン曽根エリア】
大物回遊魚や魚影が楽しめる外洋ポイントも存在します。
イソマグロ、バラクーダ、ギンガメアジが群れでいる景色は大物好きにはたまらないでしょう!!春~夏が回遊魚シーズン全盛期なので、ぜひチャレンジしてみましょう☆
【スペシャルポイント:仲之神島エリア】
西表島から南西に約20㎞離れた所にある仲之神島(なかのかみしま)。
通称「オガン」と呼ばれる無人島への遠征ダイビングは西表島のリピーターから非常に愛されているコアなポイントです。
イソマグロやバラクーダ、カスミアジの群れなどが狙える超大物ポイントで、時にはジンベエザメやイルカなどが出る事も!!
地形もダイナミックで一風変わった雰囲気を纏うオガンですが、潮の流れも速い事も多いので、フリー潜降や水深管理はもちろん、潮の流れが速い所でも自分をしっかりコントロールできる事が最低条件。
まだ行った事が無い方はぜひ1度チャレンジしてみて下さい!!
さぁ!西表島でダイビングを楽しもう♪
サンゴの多さ、キレイな透明度、豪快な地形、魚種の豊富さに加え、汽水域やマングローブ域でダイビングができるなど、バリエーションに富んだ潜り方ができるのが西表島の最大の魅力で人気の秘密です☆
何度潜っても飽きない魅力の詰まった海・西表島。
ぜひ一度は遊びに行ってみて下さい! 一生の思い出になる事間違いなしです♪^^