16Apr
サーファーの天敵の代表格といえばサメですが、身近な天敵というとクラゲですよね。
写真を見るだけなら綺麗だな~で済みますが、実際なんも良い事ありませんw
でもクラゲからしてみれば、サメと同じく海の住人なわけです。
今回はサーファーとクラゲの上手な付き合い方についてお話します☆
日本にいるクラゲの種類
まずクラゲといってもどのような種類のものがいるのでしょうか?
クラゲはミズクラゲなどの危険度は低いものから、アカクラゲ、ハブクラゲ、カギノテクラゲ、カツオノエボシなど色々な種類のものがいます。
特に注意したいのがカツオノエボシ。
厳密にはクラゲではなくヒドロ虫というものです。
よく太平洋側で、暖流やオンショアによる大量発生のニュースを耳にしますね。
水色の物体が確認出来たら危険だということを思い出してください。
超猛毒!カツオノエボシ
水色の風船のような姿がなんとも綺麗なカツオノエボシ。
砂浜に打ち上げられていても絶対に触ってはいけない猛毒をもつサーファーの天敵です!
世界中の暖かい海に分布、生息するクダクラゲ目カツオノエボシ科の無脊椎動物で、別名”電気クラゲ”と言われ、とても強力な毒を持つ猛毒クラゲとして有名です。
刺胞と呼ぶ“毒針”を持っていて、獲物を捕らえる時に使うのですが、その刺胞に人が触れると毒針に刺されるわけです。
刺されて死んだ人までいるのですから、実に怖い生き物です。∑(・Д・・)
打ち上げられているカツオノエボシが死んでいても絶対に触ってはいけません!
死んでいても触ると危険がありますので気を付けましょう!
刺されない為の対策
ウエットの着用が一番のガードになるのですが、暑い真夏に着れませんよね。
薄手のウエットやラッシュガードなどが有効です。
ウェットスーツは1mm厚のものがありますので検討してみても良いかもしれません。
またクラゲに刺されにくい日焼け止めは気軽に使えるのでオススメ。
クラゲは浮遊しながら側に寄ってきた物を敵や餌と感じて刺しますが、クラゲに仲間だと思わせる特殊な成分が配合さえた商品。
クラゲを寄せ付けないのではなく、クラゲが寄ってきても刺されないということ。
もちろん人に寄って差はあるかもしれませんが、私はこれを使用してからクラゲに刺されなくなりましたッ!
刺されるとどうなる??
クラゲの種類にもよりますが、ミミズ腫れや水泡、炎症などの症状があります。
更にはエイ、スズメバチと同様、アナフィラキシーショック(急性/重度の過敏症アレルギー反応)により血圧/脈拍低下、呼吸障害で死に至る事もあります!
これは過去に一度でもクラゲに刺された時に身体に抗体が作られ、次に刺された時にアレルギー反応が起きることもあります。
特に毒性の強いクラゲに刺されたことがある場合、アレルギー反応が出現する確率が高くなります。またクラゲに刺された時の重度は、小さい子供の方が高いので気をつけましょう。
そして油断ならないのが、浜に打ち上げられたクラゲもまだ刺すので子供が触らないよう気をつける必要があります。
刺された時の対処法
1.すぐに海からあがって安静に
ショック症状が出て溺れる可能性があるからです。
毒も回りやすくなりますので、とにかく安静です。
2.触手が付いていたときは、やさしく取り除く
この際、出来るだけピンセットなどの掴める道具を使いましょう。
素手で触ると触手の毒が付いて二次災害が発生します、
3.海水を使って洗い流す
ここポイントなんですが、真水ではなく海水で洗い流してください。
真水で傷口を洗った場合、浸透圧で毒素が体内に回ります。
海水でしっかりと洗い流し、消毒液などの処置を行います。
4.念のため病院へ
症状が軽くても病院に行くにこしたことはありません。
ちゃんと症状にあった薬も貰えますし、傷跡も残りにくくなります。
クラゲだって生き物。上手に付き合おう!
サーファーにとって害でしかないクラゲですが、彼らだって生活があり、生きてきた意味があるはずです。
海の生物にとっては自分達のフィールドにサーファーが入り込んできたわけですから、あっちとしてはたまったもんじゃありませんw
全てを敵とせず、どうすれば共存できるかということを考えれば、自然と分かち合えるかもしれませんね〜(^^)
そこまで考えられるようになると、自然とサーフィンも上達し、サーフィンが、海が、自然がもっと×2好きになっているはずです!
クラゲに限らず、全ての生物、自然の恵みに感謝して楽しくサーフィンをしましょう♪