29Jun
毎年、ジェットスキー(水上オートバイ)を楽しむ人が増えていることもあり、残念ながら事故も増えているようです。
そして、その事故の原因のほとんどが衝突事故です。
特に初心者の場合は、操縦ミスやトラブル対応ができず、ジェットスキーに身を任せ、人や物に衝突してしまうケースが多いです。
また、ジェットスキーの後部座席に座っていた人が振り落とされ、その衝撃で怪我や事故にも繋がっています。
ジェットスキーの事故で亡くなった方もいるので、いくら小型船舶免許を持っているとはいえ、操船時は細心の注意が必要です。
今回は、事故防止のために覚えておきたい4つのポイントをご紹介します☆
ポイント① 障害物や人が多い場所での操船はしない
海水浴場によっては、マリンスポーツをする人たちと、海水浴を楽しむ人たちの間にロープが引かれ、境界線を作って安全が守られている場所もありますが、中には境界線は無く、海水浴場の沖合いでジェットスキーを楽しんでる人もいます。
離れているとはいえ、沖まで泳いでしまう人もいるので、とっても危険ですよね。
そもそもジェットスキーには、船と同じでブレーキがありません。
停止する方法はアクセルを緩めるだけなので、人や障害物を見つけてからアクセルを緩めても、当然、手遅れとなって惰性でそのまま突っ込んでってしまいます。
以前、ジェットスキーを止めることができずに川岸に乗り上げてしまい、家族で遊びに来ていた男性に衝突したという事故がありました。
操船に慣れている人ならともかく、初心者や久しぶりに操船する人は、目標物に対して、どれくらいの距離でアクセルを緩めれば停止できるか、改めて再確認しておきましょう!
障害物や人にぶつかる可能性がある場合は操船せず、まずはゲレンデ選びを慎重にッ!
ポイント② 波が高い日は操船しない
ジェットスキーの操船中、波に体当たりして、ついついジャンプさせてしまう事もありますが、波が高い場合はジェットスキーが転覆する事もあるので、操船をしないのが一番です。
波にぶつかった衝撃で、ジェットスキーから放り出され後、すぐに体制を整えることができればいいですが、波が高いということは、それも簡単ではありません。
万が一海に放り出された後、潮の流れが激しくて、遠くまで流されて遭難する可能性だってあります。
実際に、流された女性が亡くなったという事故もあるので、「このくらいの波なら大丈夫だろう」と思わずに、そう考えた時点で操船はしてはいけません。
ポイント③ ウエットスーツ、ライフジャケットの着用
ジェットスキーを楽しむ人たちは、ウエットスーツやライフジャケットを着用していますが、夏になると水着のままジェットスキーに乗っている人も見かけます。
免許を持っている人の後ろに乗っていると思うので、水着姿のままでも大丈夫と思いがちですが、水着だけではとても危険です。
過去の事故では、水着の女性がジェットスキーから転落し、ジェットスキーの噴射を浴びた衝撃で、直腸を損傷したり、肛門から水が体内に入り、内臓が破裂して亡くなったという事故もあります。
特に女性の場合は、腸と一緒に子宮を損傷する可能性もあるので、本当の本当の本当ぅ〜に、注意が必要です!
実は私も、こんな事故が起こる可能性があるとは知らずに、水着姿のままジェットスキーの後ろから振り落とされて、キャーキャーはしゃいでいた事がありました。
幸い、「安全」と「ルール」に厳しいジェットスキーチームだったため、万が一振り落とされた場合やトラブルが起きた場合のシュミレーションもできていたので、頭の中に「危険」という文字は全くなく、ただただ楽しかったです。
でも、これは事故に合わなかったから言えることで、もしあの時、水着のまま振り落とされて、ジェットスキーの噴射を受けてたら・・・
と思うと、やはり怖くてたまりません…(´д`ι)
これからジェットスキーで遊ぼうとしている人は、少しでも事故や怪我から守るためにも、ウエットスーツやライフジャケットは必ず着用しましょう!
ポイント④ 海上保安庁は「118番」
自分で事故は起こさないとしても、事故に巻き込まれる可能性もありますよね。
どちらにしても、何か事故があれば、海上保安庁にすぐに連絡できるよう、携帯電話は必需品です!
マリンスポーツをしている人なら、防水の携帯だったり、防水ケースに入れて持っていると思うので、無くさないように気をつけて下さいね☆
海上保安庁は海上保安庁は、「118番」です!
小型船舶免許は大事
ジェットスキーに乗るということは、もちろん小型船舶免許を持っていると思います。
事故に遭わないためのルールや、事故に遭遇した場合の対処方法は知っていると思うので、「そんなの分かってるよ!」という人も多いと思います。
でも、頻繁にジェットスキーに乗っていれば別ですが、しばらく乗らなかったりすると、ちょっとした知識も度忘れすることってありませんか?
以前、本屋さんで売っている小型船舶免許の本を立ち読みしたんですが、「こんな内容あったっけ??」と、記憶にない内容も見つけちゃったりして・・・。
…
かなり焦りましたよっ (; ̄ー ̄川
ジェットスキーの事故が増えている今、小型船舶免許の知識がどれだけ大事なのか、もう一度振り返ってみるのも良いかもしれませんね☆
自分のためだけではなく、周りの人たちのためにも、安全第一でジェットスキーを楽しみましょう!
最後に…備えあれば憂いなし!やっぱり保険は心強いです。下記の記事を参考に万が一に備えましょう!