1Apr
ダイビングは海の中をこれでもかってくらいに楽しめるとても魅力的なスポーツでありレジャーです。大海原にまぎれこみ、水中をふわふわと散歩する非日常は何にも代えられない素敵な体験です。
そんなダイビングを思いっきり楽しんだ後になんだか耳に違和感が!?
水入ったかなと思い、頭傾けてトントンっとジャンプ。(なぜか片足になりません?)
それで解消すればなんも問題はありません。
が!
万が一、長時間解消しない場合はすぐにお医者様に駆け込んでくださいッ!
その耳の違和感はあなたのダイバー生命をゆるがすかもしれません!
ダイバー要注意!潜水性中耳炎
耳の違和感。
もわっとするような、ムズムズするような、あのなんとも言えない感じ…
…気持ち悪いですよね。
水が入っただけなら、頭を傾けて出したり、時間が経てば蒸発するのでスッキリします。
ただ、48時間以上たっても耳がこもっている感じや、音が聞こえにくい、耳の痛みがある場合は中耳炎を疑ってください。
中耳炎にもいろいろありますが、ダイバーがかかることが多いのが潜水性中耳炎です。
中耳炎の一つなので耳鼻科へかかるのですが、ちょっと待って!
「必ずダイビングに理解のある耳鼻科を選ぶこと」
状態によりますが、不必要に鼓膜に穴を開ける治療をされてしまうことがあります。
一度開けてしまうと完治に時間がかかったり再度空いてしまい、うっかりダイビングをしてしまうとその中に水が入ってさらに大変なことになります!
今、書いていて耳がもの凄くゾワゾワします…。 怖い…。
でも、どの耳鼻科が良いかなんてわかんないし…(´д`ι)
というあなたは、ダイバーの安全を目的としたサイト『DAN JAPAN』で近場の病院を検索して行ってみてくださいね☆
DAN JAPAN ⇨https:/www.danjapan.gr.jp
どうして起こるの?潜水性中耳炎の原因
原因は耳抜きが上手くできていなかったことです。
鼓膜は圧力にとても敏感です。
深く潜れば潜るほど、鼓膜が圧迫されていきます。
そこで耳抜きをすることによって、鼻の奥にある耳管口が開閉して空気が耳管を通じて中耳に入り、内部の圧力と外部の圧力が等しくなり解消されます。
この耳抜きができていないまま潜っていると、スクイズが起きてしまいます。
さらに、スクイズから鼓膜を守るために出てきた体液が中耳腔の中に溜まってしまうことにより、耳の圧迫感や音が聞こえにくくなったりなどの違和感が出ます。
潜水性中耳炎は少し放置しても治りますが、48時間以上たっても回復がみられなければ、すぐに病院に行きましょう。
あ、サイトで調べるのを忘れずにッ!
また、風邪を引いていたり、アレルギー性鼻炎などで鼻の奥が詰まっていると耳の機能がうまく働かず潜水性中耳炎になりやすいので、やはり体調管理は大事です!
トラブル多発!耳抜きの重要さ
たかが耳抜き、されど耳抜き。
耳抜きに関するトラブルは正直多いと思います。
ダイビングをしているとたくさんの方々と出会い、いろんなお話をしますがトラブルの中でダントツです。
耳抜きのやり方はコチラを参考に。
例えばパラオで出会ったベテランダイバーさん。
しょっちゅう中耳炎を起こしていたけど、ダイビングが好きすぎて無理を繰り返していたら『突発性難聴』となり、根治は難しいとダイビングを断念しなければならなくなってしまっていました。
本人はやるだけやったので悔いはないそうですが(笑)
沖縄の友人はダイビングから上がって耳に水が入ってるなーと、違和感があるから綿棒でつついていたら、海上がり後の敏感になっている鼓膜を傷つけて病院送りになっていました。
どんだけ!とツッコミましたけど、…あまりシャレにならないです(´ー`A;)
あと最近では日本人の4人に1人は花粉症。
この時期となると鼻が詰まって耳抜きがしづらくなってしまうことがあります。
それでも無理やりしていたら、海に上がった時に鼻血が出たり、しばらく耳鳴りが残って中耳炎になる方も増えた気がします。
水中では鼓膜に想像以上の水圧がかかりますので、スマートな耳抜きが中耳炎を予防し安全なダイビングへと繋がります。
もし中耳炎になったら?
この病気を甘くみてはいけません。
目に見えないのでついつい、自分の勝手な感覚で「もう大丈夫だろう」と安易な判断をすると大きな事故につながってしまいます!
必ずお医者様と相談しながら治療しましょう。
そして必ず完治してから潜りましょう!
潜れない間は大好きなダイビングが出来なくて辛いですが…、健康だからこそダイビングが楽しめるのです♪^^
自分の身体、大事にしましょうねッ☆