19Oct
最近流行りのスキムボード。
スポーツショップで見かけるけど、サイズもデザインも価格もいろいろ…
どれを選んだら良いか悩みますよね。
サーフィンも同じですが、ボードが基本となるスポーツ。
ボードの選びを間違えて、後々大きなダメージになるのは避けたいものです。
なので今回は、失敗しない正しいボード選びのコツ、スキムボードの知識などを紹介していきます。
ボードのサイズ選びの基本
スキムボードのサイズはサーフボードに比べて小さく100~130cmほど。
スキムボードは通常、使用する人の体重によって板のサイズを決めます。
各市販ボードには適応身長、適応体重が記載されています。
一般的な目安としては、
小学生(低学年まで)は100cmボード。
一般体重の成人男性は130cmボード。
適正体重±3kgの誤差は許容範囲内ですが、それ以上体重が違う場合は大きめサイズを選ぶのが無難です。
また、体重は適正でも身長が大きい人は大きめサイズを選んでください。
適応外の小さめのボードを選ぶと推進力が得られずスピードが全然出ない…なんてことにもなりかねません。
私は初めてサーフボードを購入した時、フルオーダーをしました。
ショップのオーナーが「これなら安心!あなたの体に合わせたボードだからね」と言ってくれたので、安心感が半端なかったです♪
オーダーするに越したことはありませんが、市販のものを購入する際には、下調べをしたり、アドバイス聞いたりするのも良いと思います。
スキムボードの形状
【デッキ・ボトム】
板の乗る部分をデッキ、板が滑る底面部分をボトムといいます。
【レール】
板の側面の横の部分をレールといいます。
レールのカットには、
- ターンの安定を重視した「ボキシーレール」
- キレのあるターンができる「テーパーレール」
- 中間サイズの「ミディアムレール」
使い方、用途、レベルに合わせたレール選びも肝心です。
【ロッカー】
板の前後の反り返り部分をロッカーといいます。
ロッカーが少ない板は安定し、多い板はターンしやすいのが特徴です。
【ノーズ・テール】
板の先端をノーズ、後ろの先端をテールといいます。
ノーズが広いと乗り込みの安定がありますが、狭い板はターンなどの動きが取りやすいです。*各部分や形状の全てに目的意味があるので、形状選びも非常に重要になってきます!
スキムボードの材質
【心材(素材)】
スキムボードの基となる中心部分。
<ウッド>
木。 子供用の板、浮力が不要なフラットスキムの板に使用されます。
<PVCフォーム>
ポリ塩化ビニルの発砲プラスチック。吸水しづらく、強度と浮力があるので、中級品以上に使用されます。長い間愛用したい人におすすめです。
<PUフォーム>
ポリウレタンの発砲プラスチック。PVCフォームに比べ、安価ですが、浮力が少なく吸水しやすい素材。ひび割れなどにダメージが受けやすく、バランス力がなくなりやすいです。とりあえず始めてみたい人にオススメです。
<EPSフォーム>
発泡スチロール。軽くて浮力はあるが、熱に弱く折れやすい板です。持ち運び楽さを重視したい人におすすめです。
<PEフォーム>
ポチエチレンの発砲プラスチック。ビート板などに使われる素材でとても柔らかいです。安全面重視、子供用としておすすめです。
【クロス】
心材を包んで補強する素材。
<E-GLASS>
ノーマルなガラス繊維のクロス。適度なしなりがあり、強度もなかなか強いので初心者にも扱いやすい。また他のクロスよりも安価です。
<S-GLASS>
高強度ガラス繊維のクロス。反発感があり、しなった後の板の戻りが早く、バランスが取りやすい。初心者から上級者まで、オールマイティに対応しています。
<カーボン>
炭素繊維のクロス。素材が硬く、水面コントロールが難しいので中級者以上向け。しなりにくいので、失速せずスピードが出やすいのが特徴。
【レジン】
レジンは表面をコーティングする樹脂。
エポキシ、ビニルエステル、ポリエステルなど、数種類あります。
中でもエポキシが一番強度が高く、高価です。
大きく分けて3つの部位工程に分けられるボード。
素材で選ぶか、値段で選ぶか、長持ちするものを選ぶか…
奥が深いですね(^^)
どんなスキムボーダーを目指すのか?
いろいろな基礎知識を紹介してきましたが、「どんなスキムボードをしたいのか」イメージすることが大切です。
・スピード感
・スピンなどの技
・使用期間 など…
それぞれのスキムボードのスタイルを決めれば、本当の意味で自分に適応するボードも見つかるんではないでしょうか♪
自分にピッタリのボードを選んで、スキムボードを思いっきり楽しんじゃいましょう♫^^