15Sep
「テイクオフができない…」
サーフィンを始めた人が一番はじめにブチ当たる壁です。
せっかくウエットスーツやサーフボードを揃えても、波に乗れないんじゃサーフィンしてても楽しくないですよね。
でも“テイクオフ”はコツさえつかめば簡単!
今回は、誰でも簡単にテイクオフできるようになるコツを紹介します☆
テイクオフとは?
パドリング後、波に乗る瞬間。立ち上がった瞬間のことを言います。
テイクオフはパドリングに次いで、サーフィンでは基本中の基本。
テイクオフができないと、ただ海の上でプカプカ浮いているだけの状態になってしまいますよね。。。 それでは海水浴で浮き輪を使っているのと変わりませんw
「テイクオフを制する者はサーフィンを制す」
サーファーの間ではそう言われています。
テイクオフを極めることがサーフィン上達への近道です。
テイクオフの基本動作
《1.いい波がきているか?》
波に乗りたいのなら、テイクオフ前もとっても大切ッ!
まずは ”いい波が来てるか” 確認しましょう。
せっかく乗れそうな波がきていても、見ていなかったら乗れません。
どの波に乗るか。
波に乗った後はどうするか。
前もってイメージを持っておくことが大切です。
私がサーフィンを始めて間も無く、テイクオフできずに悩んでいた時のこと。
少々荒れている千葉の御宿のポイントで入ったことがあります。
その日は「1本絶対に乗ってやろう!」と決めていました。
でも実際に入ったら、想像以上に海が荒れていて、波がひたすら打ち寄せてきたのです。
きっと、焦りもあったんでしょうね。
来る波、来る波、すべての波に無我夢中でパドリングしました。
結果は、、、お察しの通り、1本も乗れず…。
海から上がった後はグッタリでした。
その日は“パドリングで筋トレをした日“になったことを未だに覚えていますw
ただガムシャラにやるのは、テイクオフへの近道とはかけ離れています。
“波を見極める力“をつけて、テイクオフできる環境を自分で作ることが大切です。
《2.サーフボードを波に押させる》
乗りたい波がきたら、次はパドリングです。
波のピーク(波が切り立つ場所)を見つけ、パドリングをしましょう。
写真の奥の方にいるサーファーはピークからズレているのが分かりますか?
一方、手前のサーファーはピークをつかんでテイクオフ寸前。
テイクオフは自分が波を先導し、パドリングしなくてもサーフボードが進んで行く状態にもって行くことが凄く大切です。
波が来てからパドリングをしていては、波に置いていかれてしまいます。
せっかく波が来て乗ろうとしても、波が自分を越えていってしまう状況。。。
ビギナーに一番目にする光景です。
ピークをイメージし、パドルをして、多少のスピードを自ら作っておくこと。
波が来たら波に押してもらい、さらに加速させること。
この2点ができれば、こっちのもんです♪
焦らず、何回もトライしてみましょう!
《3.下を見ずに前を見る》
波に乗ったら最後は立つだけ。
初心者にありがちなのは、
・ボードに手をつく時、手元を見ること
・ボードに足をつく時、足元を見ること
これがテイクオフできない原因です。
体は繋がっているので目線が下がれば頭も下がり、体全体のバランスが悪くなります。
さらに、ボードと体のスペースも狭くなり、立ちづらくなったりも。。。
また、余計なところに意識が向くので集中力もなくなります。
そうすると、立つまでの動作が遅くなり、テイクオフできない原因に…。
波に乗ったら目線は下げず、ただひたすら前だけ見る意識で。
《4.手は脇腹の下あたりに置く》
たまにボードの側面を持つ人がいますが、板が沈んでしまいスピードが落ちるので、ボードの上に手を添えましょう。
《5.お尻をあげてボードとの間に空間を作る》
《6.後ろ足(軸足)→前足の順で足をセットする》
波に乗る時は後ろ足(軸足)が最も重要。
ボードの上に立っても安定する場所を探しましょう。
まだテイクオフに自信がないうちは、後ろ足(軸足)→前足の順で足を置きますが、慣れてきたら左右同時に足をセットします。
《7.しゃがんでいる状態から、ゆっくりと立ち上がろう!》
ここまできたら最後は立つだけッ!
波には既に乗れているので焦る必要はありません。
ゆっくり、バランスを保ちながら立ち上がりましょう。
波に乗ってから立つまでは自宅でもトレーニングできます。
手の位置、足の位置を体に覚えさせ、できるだけ素早く立つ!
イメージトレーニングをして、本番で使えるように備えておくことも重要です。
テイクオフのイメージを掴みやすいハウツー動画がありましたので、コチラを何度もご覧になってイメージを膨らませて下さい^^
目指せ!“テイクオフマスター”
一度テイクオフができれば、自分の中で感覚ができあがります。
2回、3回としていくたび、どんどん簡単にテイクオフできるようになっていくでしょう。
自己流のコツも掴んでくるハズ。
テイクオフが出来るようになれば、サーフィンの楽しさは何百倍も上がります♪
初めてボードに立つ感動、波に押される感覚、海面の上から見える景色は、
やった者にしか味わえません!
諦めずに、どんな波にも対応できるよう、いろいろな波に挑戦していってください!
「Let’s Take-off !!」