16May
東北というとどんなイメージがあるでしょうか?
「寒い 田舎 遠い」 という感じですかね?w
でも僕のイメージは
「落ち着く 人が温かい ご飯が美味しい 波は最高」 です。
今回はそんな『東北サーフィンの魅力』についてお伝えします☆
波や地形の情報はもちろん、その地域のオススメ料理などもご紹介していきますので、夏のサーフトリップをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください^^
宮城 仙台新港
日本を代表するビーチブレイクです。
北東に伸びた堤防が南寄りのうねりをかき集め、反射波となって三角波を形成します。
ダブル~トリプルくらいまでホールドする、日本でもなかなかないポイントです。
しかしながら、非常にハイレベルのエリアで、サイズが上がった時は上級者しか楽しむことが出来ない波に早変わりしてしまいます。
カレントも強く、ブレイクも早め、波質は掘れて固め。
くれぐれも自分のレベルを過信せず、ローカルにアドバイスをもらってください!
そして暗黙のルールがあるスポットなので、ルールとマナーを守っていきましょう。
サイズがそこまで上がらなければ、レベルが多少分かれていますので、ポイントを抑えれば、初級者でも楽しむことが出来ますよ!
おすすめの料理は牛タン。
辛子の漬物を口の中に放り込めば、ご飯3杯はイケます!
ちなみにご飯は基本的に麦飯です。
仙台新港に行ったらぜひ一度はご賞味ください^^
岩手 浪板
岩手県南部のいわゆるリアス式海岸の只中にある岩手屈指のメジャーポイント。
こちらもビーチブレイク。
国道45号線沿いのJR山田線「浪板海岸」駅が目印。
波質はサンドバー次第で、地形が悪いとダンパーが多くなるものの、周囲を崖に囲まれているために風の影響が少なく、東~北のオンショアでもサーフ可能な場合があります。
西風でオフショアとなり、東のウネリをキャッチします。
周りに崖がある為、割りと風をかわしてくれるのも特徴。
夏場は海水浴場となるため、左奥などの場所を選び、海水浴客から離れてサーフィンするように心掛けましょう。
波質は初心者向けですが、波が良い時はローカルや上級者などのアウトでのセッションがあるので、邪魔にならないよう注意しましょう。
北東北ともなるとサーファーの人数も少ないのか、波情報で高得点が出ているにも関わらず、0人なんて更新を目にすることもあります。
そんな日に行けたら、ガンガン攻めまくり放題ですね!
攻めまくってヘトヘトになったら、お腹が減るのが人の性。
おすすめの料理は盛岡にあります。
わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺と、麺尽くしの盛岡。(※写真は盛岡冷麺)
きっとこの麺カルチャーにはハマるはずです。
波板を攻めた後は麺で締めましょうw
青森
メジャーポイントという場所はこれといってないのですが、三沢市を中心とした八戸市から六ヶ所村までの太平洋は、青森県のサーフィンの中心ではないかと思います。
九十九里のように、北に長く伸びるビーチは至るところにブレイクがあり、無人の場所も多々あります。しかし、やはりローカルの声にしっかりと耳を傾け、好き勝手に入らないようにしましょう!
さらに青森市から30分ほどの位置には、スノーサーファーを唸らせる八甲田スキー場があり、夏はサーフ、冬はスノーボードと1年中横乗り可能なのも魅力です♪
おすすめの料理は八戸港に全て揃っています。
八食センターというところに行けば、写真のような新鮮な魚介が揃い、なんと!その場で焼いて食べる事も可能ッ!
そして八戸はイカでも有名です!
青森に行った際には、ぜひ新鮮な魚介を堪能してください☆
秋田 西目
日本海側のポイントです。
夏場ではなく、10月~4月の時期に発生する西高東低の冬型気圧配置による北風がベスト。
西目ポイントは左側の堤防脇から右側の風車下までの間に6~8ヶ所ほどポイントがあり、宮沢海岸は北うねりの影響を一番に受けます。北風を避けたい時は本荘浜がおすすめ!
秋田のおすすめ料理はきりたんぽ鍋。
比内地鶏のスープがしみ込んだきりたんぽと、地鶏のうまさは鉄板です。
ホルモン焼きも有名で超美味しいですよ♪
山形 湯野浜
広いビーチのポイント。
インサイドにはテトラが入っています。
すぐ前には、湯野浜温泉があります。
疲れた体を休めるのに最適です。
山形のおすすめ料理はそば。
綺麗な水が生み出す手打ちそばは、他のそばが食べれなくなるほど。
秋の名物、芋煮鍋もおすすめ!
夏の遅めのサーフトリップの際にはぜひ!
福島 北泉
福島のメジャーなポイントとして、数々の大きなサーフィン大会を行ってきた北泉海岸。
特に延々と続くレフトブレイクは有名でした。
駐車場、シャワーやトイレの設備のほか、周辺にはキャンプ場があり、夏は海水浴客や全国からそのクオリティの良い波を求めてサーファーたちがやって来て賑わうポイント。
ご存知のように東日本大震災の影響を受け、ビジターのイメージとして安易に入れる場所ではなくなってしまいました。
しかし、2016年には震災後初めて全国規模のサーフィン大会「復興祭・南相馬市長杯コンテスト」が開かれ、少しずつビジターも訪れるようになっているようです。
福島は本当に美しい場所で、僕も大好きな場所の一つです。
ぜひ、気軽に足を運んで欲しいと願うばかりです。
おすすめの料理は喜多方ラーメン。
スープは醤油味の透明な豚骨スープが基本で、あっさりした味わい。
中太の縮れ麺が最高に美味いです!?
様々な喜多方ラーメン店があるので、自分好みの店を探しながら渡り歩くのもオススメ!
東北の海の水温は?
水温は当然ですが冷たいです。
仙台に住んでいた時がありましたが、10月の頭には5mm、11月にはブーツ、12月でグローブ。1月~5月は寒すぎて入ってませんでした…。
5月のゴールデンウィークでもブーツは履いてましたので、関東エリアと比べるといかに低いかがわかります。
宮城県でこれですから、北東北に行けばいくほど水温は下がります。
トリップ前には防寒対策をしっかり見直しましょう!
キャンプ場をうまく利用する
僕の感覚ですが、東北はリーズナブルなキャンプ場が多いです。
東北の価格帯に慣れると、関東エリアが異様に高く感じます。
町営のところなんかは1泊300円とかもザラにあります。
比べて関東は5000円~が相場ですからね…。泣
真冬は辛いかもしれませんが、春~秋は快適に過ごせるので、トリップに利用する価値は高いと思います。
東日本大震災の爪痕
もう6年も経ちますが、沿岸部はしっかりと爪痕が残っています。
建物は立ちそうな気配もなく、基礎だけがそのままになっているエリアがほとんど…。
もちろん、サーフポイントも例外ではなく…消滅したポイントもあります(T^T)
波が立っているといっても、本当にソコは入っていい場所なのか、しっかりとローカルや地元のショップに確認しましょう☆
ケガにつながりますから、安易な判断での入水は控えましょう。
ゆったりまったりサーフトリップ いざ!東北へ!
震災の爪痕もあり、なかなかそこまで足が伸びない東北エリアですが、このように魅力たっぷりです!
良質な波はもちろんの事、食事や温泉、人情と、本当に魅力が満載です。
数回では回りきれないほどのポイントが無数に存在します。
ぜひ、足を運んでみてください!
きっと今までになかったサーフィンの世界があるはずです!