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ダイビングで熱帯魚に会いに行こう!オススメのポイントやシーズンをご紹介☆

「スクーバダイビングがしたい!」
「熱帯魚に会いたい!!」
「ニモに会いたい!!!」

夏が近づいてくると、そんな思いを持つ方も多いと思います!

でも、

「熱帯魚を見るならやっぱり沖縄に行かないとダメなの?」
「もっと近くの海で熱帯魚に会える場所はないかな?」

という疑問を一度は持たれることでしょう!

今回はそんな疑問に1つ1つお応えしていきますね☆

熱帯魚とは一体どんな魚!?

What is a tropical fish?まず、熱帯魚という言葉を紐解いていきましょう。

そもそもこの言葉には「熱帯域・亜熱帯域などの温かいエリアに生息している魚」という意味があります。

ですので、川に住む淡水魚~海に住む海水魚まで、どちらにも当てはまります。

定義がすごく広いので、今回はダイビングで見れる熱帯魚に絞ってご紹介していきますね☆

ダイビングで見れる熱帯魚

Tropical fish that can be seen at diving
では、あなたが想像する熱帯魚とはどういう魚でしょうか?

おそらくこの質問をしてすぐに思いつくのは、映画で出てきたニモ(カクレクマノミ)やドリー(ナンヨウハギ)でしょうか。

映画にもなったくらいなので認知度はかなり上がってきましたが、どこに行けば見れるか知ってる人は少ないですよね^^;

どこに行けば熱帯魚が見れる!?

では、これらの熱帯魚に出会える場所は一体どこなのでしょうか?やっぱり沖縄??

実は意外と近くで見れる魚もいるんですが・・・まずは代表的な魚「クマノミ」の例を挙げてみましょう☆

日本では「クマノミ」「ハマクマノミ」「カクレクマノミ」「ハナビラクマノミ」「セジロクマノミ」「トウアカクマノミ」と6種類のクマノミが生息していますが、1番広い範囲で見れるのは「クマノミ」です。

太平洋側では熱海湾~相模湾、日本海側では対馬でも見る事ができます!つまり、九州・四国・関西・静岡(伊豆)などでも見れるという事ですね。

しかし、最初に例を挙げた「カクレクマノミ」は鹿児島県の奄美大島が北限、1番数が少ない「トウアカクマノミ」に関しては、沖縄本島が北限と言われています。

同じクマノミの仲間でも、種類によって生息地域が異なるので、確実に見たいなら南の島へ行くのがベストですね^^

クマノミ以外で見れる熱帯魚

まずはクマノミを例に挙げてみましたが、クマノミ以外でもたくさんの熱帯魚がいます。

九州~四国・関西~関東圏でも見る事ができるので、その例を挙げてみましょう!

◯ツノダシ

Zanclus cornutus映画ファインディングニモでギルという名前でも登場していたので、見覚えのある方もいるかもしれませんね。

ツノのように伸びた長い背ビレが特徴的な魚です。

伊豆なんかではほぼ毎年観察できますし、福岡でも観察された例があります。

◯ハタタテダイ

Heniochus acuminatusツノダシと同じように長い背ビレが特徴的な魚で、ツノダシとよく間違われます。

見分けるコツはいくつかありますが、1番簡単なのは尻尾が黒いかどうか。

尻尾が黒い場合はツノダシ、黄色い場合はハタタテダイと見分けると良いでしょう。

伊豆での観察例が多いですが、和歌山や葉山なんかでも観察例はあります。

◯ミツボシクロスズメダイ

Dascyllus trimaculatus全身が真っ黒な中、白い水玉模様が目立つ魚です。

人間でいうおでこの所に1つと、体の側面に1つずつ、計3つの白い水玉模様があるので、ミツボシという名前が付いてます。

こちらも四国~和歌山の他、伊豆や葉山等の関東圏で多数目撃されます。

◯チョウチョウウオ

Chaetodon auripesチョウチョウウオにもたくさんの種類がいますが、1番の特徴は丸い体と黄色&白の配色。

沖縄へ行けばたくさん見れる魚ですが、本州エリアではあまり見れないので貴重な魚です。

種類がたくさんいるので、目撃例も多数あります。

◯ハタタテハゼ

Nemateleotris magnificaオレンジ&白の体と旗のように長い背ビレが特徴的で人気の魚です。

砂地に巣を作り、その上をフワフワ浮いているのですが、危険が迫ると巣穴に身を隠します。

なので、見る時や写真を撮る時はプレッシャーを与えないよう、遠くから観察するのがコツ♪

見つけた瞬間巣穴に逃げられた・・・という事にならないようにしましょう。

こちらも九州~和歌山、伊豆や葉山、小田原などでも目撃例があります。

最適な季節は?

意外と近くでも熱帯魚が見れる事が分かったので、あとは実際に見に行くだけ!

…と言いたい所ですが、紹介してきた魚たちも1年中見れる訳ではありません。

これらの熱帯魚は「季節来遊漁(きせつらいゆうぎょ)」と呼ばれ、水温が高くなる夏~秋時期によく見れます。

初夏~秋にかけて黒潮が本州へと近づき海水温を上げてくれるのですが、その黒潮や台風の接近によって、南国の魚たちが流されてくるので「季節来遊魚」という言葉が使われています。

基本温かい海でしか生きていけない魚たちなので、冬の極寒期は乗り越えられずに死滅してしまいます。近場で熱帯魚を見ようと思ったら夏~秋が狙い目という事ですね^^

さぁ!熱帯魚に会いに行こう!

今回はダイビングで見れる熱帯魚をご紹介しました☆

水の冷たい海域では「美味しいけど地味な魚」が多いですが(笑)、季節来遊によって現れる熱帯魚は海の中を彩ってくれます♪

九州・四国・和歌山・伊豆~葉山などの関東圏にも熱帯魚が見れますので、ぜひ近所のダイビングポイントへ足を運んでみて下さいね^^

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