海好きの 海好きによる 海好きのためのマリンスポーツサイト

menu

NO SEA, NO LIFE.

ダイビングをより楽しみたいならハンドシグナルを活用しよう!

ダイビングをしている時、どうやってコミュニケーションをとるかご存知ですか?

当たり前のことですが、普段私たちは会話してコミュニケーションをとっています。

しかし、水中では会話ができないので、ハンドシグナルと呼ばれるサインを使ってコミュニケーションをとります。

ダイビングをする際に必ず知っておかなければならないハンドシグナルから、「大物海洋生物を発見!!!」などのような時に使うハンドシグナルまで、たくさんの種類があります。

ということで今回は、ダイビングをより楽しむための“ハンドシグナル”をピックアップして見ていきましょう☆

ハンドシグナル -技術編-

hand-signs-diving

【OK】

一般的なOKサインと同じです。親指と人差し指で丸をつくります。

OK?と聞くのもOK!と答えるのも同じハンドシグナルです。

グループの中で少し遅れてるダイバーがいたりすると、インストラクターがその人に向かってOK?と聞いたりしますね。

【異常あり】

手の平をパーにして下に向け、ひらひらと動かし手首をツイストします。

どこに異常があるのか、何が問題なのかも付け加えて相手に分かるようにします。

例えば耳抜きが出来てなくて耳が痛いと伝えたい場合は、耳を指差してこの異常ありのハンドシグナルをします。

【下降】

手をグーにして親指を立て、それを下に向けます。

入水後に潜水開始する場合に使います。

私のオープンウォーター取得の際のタイ人のインストラクターは、いつも「Let’s rock’n role.」と言って、この下降のハンドシグナルを出して潜水開始していました(笑)

【浮上】

手をグーにして親指をたてます。下降の逆バージョンですね。

ダイビング終了時の浮上の合図や、深度を少し変更する際にも使われます。

普段からこのハンドシグナルはOKと同じ意味で使われてたりするかと思いますが、ダイビング中は浮上という意味になるので注意です!

【見て】

人差し指、中指でピースの形をつくり、その二つの指で両目を指します。

「ここにエイが隠れてるよ!」「シャコ貝があるよ!」など、何か見つけた時や、何かハンドシグナルで更に伝えたい時に使います。

【酸素ボンベの残圧は?】

片方の手の人差し指、中指をまっすぐ伸ばし、あとの指は握った状態で、もう片方の手の平の上に置きます。

寿司を握るジェスチャーをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

【酸素ボンベの残圧の表しかた】

酸素ボンベ残圧100Bar: 手のひらでTの字をつくります。

その他の数字は1なら指を1本たてて、2なら指を2本たてて表します。

普段の数字の数えかたと同じです。

なので、例えば酸素ボンベの残圧が150Barであれば、手のひらでTの字を作った後に指を5本(手をパーにして)出します。

【セーフティストップ】

手の平を下に向け、もう片方の手の人差し指、中指、薬指をたてて、その下に置きます。

「ここの深度で数分セーフティストップするよ。」という意味です。

【酸素ボンベの残圧50切りました!】

握りこぶしを作り、その拳を胸におきます。

酸素ボンベの残圧計に数字と共に色分け表示がされているのですが、赤の範囲になった時に使います。

【酸素ボンベの残圧なし】

手のひらで首元を切るような動作をします。

会社をクビになるというジェスチャーを思い浮かべてもらうと分かりやすいかと思います。

なんて怖いハンドシグナルでしょう(笑)

【最高!!】

親指と小指をたて、中の三本の指は曲げて、手をアロハの形にします。

そのままひらひらと揺らすと「最高!!」というハンドシグナルになります。

私はインストラクターに「大丈夫?」と、聞かれた時にOKではなくこの「最高!」のハンドシグナルで返事することが多いです。

ハンドシグナル -海洋生物編-

shark

【サメ】

手をチョップの形にして頭の上に持っていきます。

【海ガメ】

片方の手の甲にもう片方の手のひらを重ね、親指をくるくると回し海ガメが泳いでいる様子を再現します。

【マンタ】

手をびらびらと広げマンタの真似をします。

実際に使っている現場に遭遇!

out of air

上記のハンドシグナルはダイビングのライセンス取得の際に必ず習うハンドシグナルです。

一番使用頻度が高いのは、酸素ボンベの残圧を伝えたり耳抜きができなかった時などに異常があることを伝えるハンドシグナルかと思いますが、講習中には万が一に備え、水中で酸素ボンベの残圧がゼロになった時の対処法も習います。

もちろん知っておかなければならないハンドシグナルのうちの一つですが、基本的にはダイビング開始前に全装備のチェックをしますし、残圧がゼロになる前に浮上完了するようにダイビングを進めるので使う事はないと思っていました。

しかし!オープンウォーター取得の際の海洋実習でバディを組んでいたドイツ人の子がこのサインをしているところに遭遇しました(笑)

彼はバブルリングを上手に作りたくて、ダイビング中に何度も練習していました。

インストラクターがこっち行くよ!とサインを出しても見てないレベルでした(笑)

ダイビング初心者は身体の使い方もまだわかっていないことが多いですし、中性浮力が上手くとれないと手で調整しようとしたり、酸素の無駄使いで酸素消費量が多くなることは予想の範囲内なんですが…

彼はバブルリングを作りたいがために、ダイビング中に自分の酸素ボンベの残圧チェックを怠ってダイビング終盤にエアがないことに気づきました!!

慌ててインストラクターに、この手のひらで首を切るようなおどろおどろしいハンドシグナルを!!

私はこのハンドシグナルを見ることがあるなんて想像もしていなかったので、一部始終を見て笑いが止まりませんでしたけどね(笑)

ちなみに、もう既にダイビング終盤で浮上しようとしてたところだったので、大事にはなりませんでしたよ!

でもこれを見て、ハンドシグナルは知っておいて損はないなと思いました!(笑)

ダイビングの楽しさを共有しよう!

ok

ここまでいくつかのハンドシグナルを紹介しましたが、実際のハンドシグナルは場所やインストラクターによって少し違う場合があります。

例えば、酸素ボンベの残圧を、半分以上あればどれくらい残っているか示さず、OKサインだけで良いと言うインストラクターもいれば、海ガメのハンドシグナルが違うインストラクターもいます。

でも焦らなくて全然大丈夫です!

基本的にダイビング開始前に船の上で簡単にハンドシグナルのおさらいをしてからダイビングするので、不安にならなくて大丈夫!

ただ、ダイビング中にお互いのコミュニケーションがスムーズにとれると、ダイビングの楽しみをみんなでシェアできるようになって、ダイビングの快適度や満足度も高まります!

ぜひハンドシグナルを活用してみんなでダイビングを楽しみましょう!!

関連記事

Blog ranking

Trip guide