28Jan
「一流は道具を大切にする。道具を粗末に扱う人は一流になれない。」
これは元メジャーリーガーのイチロー選手の言葉です。
あなたもサーフィンで使用するサーフボードや、ウェットスーツは大切に扱いますよね!?
それでは、サーフィンのワックスはどうでしょうか?
サーフィンには必要不可欠なアイテムであるにもかかわらず、意外とぞんざいな扱いを受けがちな、ワックス。
今回は、サーフィンの影の立役者であるワックスの保管方法や、使えるワックスケースを真剣に考えたいと思います。
まずは…ワックスを知る!
夏と冬の気温差が激しい日本でサーフィンをしていると、季節ごとに使用するワックスを変えることが、とても重要になります。
○季節で選ぶワックス
・ベースコート(1年を通して。非常に硬い)
・コールド(1月〜3月:水温14℃以下)
・クール(4月〜5月、11月から12月:水温14℃〜19℃)
・ワーム(6月〜7月、10月から11月:水温19度〜24℃)
・トロピカル(8月〜9月、水温24℃以上)
こんな感じで、サーフィンでは1年を通して5〜6種類のワックスを季節ごとに使い分けていると思います。
○サーフィンワックスの原材料
サーフィンに使用するワックスの主な原材料は、「ロウ」です。この「ロウ」の多くは、石油から生成されて作られるパラフィンの事です。
これにオイルを添加してサーフィンワックスが作られます。
石油由来のパラフィンで作られているワックスは比較的、安価で購入できます。
一方、天然成分のみで作られたワックスの原料は、各メーカーさまざまですが、石油由来のパラフィンの代わりに、主に使われているのは「松ヤニ」や「ミツロウ」に、植物性のオイルを添加して作られます。
使うシーズンによって、主原料の「ロウ」とオイルの比率が変わってきます。
サーフィンワックス保管方法①夏の車内編
真夏の炎天下の車中に、ワックスを置いておいたら、溶けて柔らかくなってしまった経験はないですか?
ワックスが熱で柔らかくなった状態で使うと、塗ったワックスが分厚くなってしまって、グリップ力が活かしきれなくなってしまいます。
溶けたワックスが、車を汚してしまうことだってあります。こびりついたワックスは、なかなか落とせません。泣
○原料の違いによって変わるワックスの性質
ワックスが日差しの熱で溶けてしまう現象は、主原料の融点が比較的低い、石油由来のワックスで起こりがちです。
ミツロウの融点が65℃、松ヤニの融点が75℃、と意外と高い温度で溶ける一方で、パラフィンの融点は47℃と低い温度で溶けはじめます。
真夏の車内温度は50℃以上にもなることがあるので、石油由来のワックスの車内放置は致命的になりかねません。
夏場は、車内でのサーフィンワックスの保管方法に気をつけましょう。
○真夏の熱から守るワックスケース!
夏の車でのワックスの保管に、頭を悩ますサーファーにおすすめなのがこちら↓
ケースにぴったりサイズの保冷剤まで付いています!
夏の炎天下でも、保冷剤を入れたアルミケースなら、ワックスが溶ける心配もないですね。
サーフィンワックス保管方法②次のシーズンまで編
季節が変わって、次のシーズンまでワックスをしまっておく場合、あなたはどのように保管していますか?
ポイっと無造作に置いておくと、ほこりや砂で汚れてしまいます。
ラベルが取れてなくなったワックスは、次のシーズンに使おうとしたら「これは、ベースコートなのか!?それとも、夏用のワックスなのか!?」な〜んて、身元不明になりがち。笑
ワックスだって、最後までキッチリ使ってあげたいですよね。
しっかり分類して、ケースに入れて保管しておきましょう。
○上手に収納できるワックスケース
使いかけのワックスを、来シーズンまで保管するのにおすすめのワックスケースがこちら↓
TRANSPORTERのこちらのケースには、フタに季節が書かれているので、どの季節のワックスかわからなくなってしまうのを防いでくれます!
お次はマニューバーラインのこちらのワックスケース↓
こちらは5色で展開されているので、シーズンごとに色を変えて保管しておけば、ワックスの使用シーズンが一目瞭然です。
その他にも、TOOLSからは↓
4色展開で丸型と四角型のワックスケースが出ています。
使える100均アイテム
サーフィンワックスを上手に保管するための専用ケースをいくつかご紹介しましたが、どうでしたか?
チョットお値段が高かったり、季節ごとに分けるためにセット買いすると結構な出費になってしまいますね。
ここからは、生活アイデアの源泉である、100円均一で今すぐ買える、ワックスの保管におすすめの商品をご紹介したいと思います!
(※筆者の愛用ワックスであるFU WAX での考察です。)
過去記事で、FU WAXの良さを紹介していますので、ぜひご覧ください!
○夏の車内保管には「保冷・保温アルミバッグ」!
お弁当用のアルミバッグですが、いろんなデザインのものがあります。おすすめは、ワックスの他に保冷剤と350㎖のペットボトルが入るサイズのもの。
凍らせた保冷剤を入れておけば、夏のサーフィンでも車内でワックスが解ける心配もありませんし、ペットボトルの飲み物が温まることも防げます。
○季節ごとにワックスを保管したいなら「スライスチーズケース」!
筆者、推しのワックスケース・・・スライスチーズケースです。笑
FU WAXなら、2つ収納可能の厚みと大きさ。なんといっても、開閉しやすくて、ワックスを取り出しやすいです。
1個100円なら、季節ごとに買い揃えてもローコストで済みます。
ネームシールなどでラベリングしておくと、使うワックスを間違えずに保管できますよ♪
○2種類のワックスを入れるなら「マルチケースLL」!
こちらはルアーやラインなど、釣りの小物を入れるためのケースです。
ワックスを横に並べて2つ入れるのにぴったりなサイズと厚み。しっかりとした作りで、100均商品ですがタフです!
100均で釣り道具が充実してるなんてビックリです( ̄□ ̄;)!!
○とにかくコンパクトに収納「ファスナーつきビニールポーチ」!
マチの付いていないビニールポーチなら、かさばらないのでちょっとした隙間でも、スッキリ収まります。
ワックス以外にも、フィンキーやリペアセットなどの小物の収納に万能です。
やっぱりWAXは大事な道具!
想像してください・・・。
その日いちばんのセットのピークが、あなたの目の前に迫ってきました。あなたは波に合わせてパドルをして、絶妙なタイミングでテイクオフッ!!!
さぁ、ここで足の裏に吸い付くようなグリップがあるのか!?
はたまた「ツルッ!」となるのか?
それは、あなたのサーフィンワックスへの「愛情」次第。
今日からサーフワックスを上手に保管して、良い波をキャッチしましょう!