25Apr
「サーフィンと言えば海!」
「海と言えばサーフィン!」 というほど、
ほとんどの人が海を想像するでしょうが、実は川でもサーフィンが出来ちゃうんです!
そんな馬鹿な!?と思うのは無理もありません^^
では、どのように川でサーフィンが出来るのかご説明します☆
川の起伏があるところなら波が立つ!?
出来る場所はかなり限られます。
しかも、おおやけになっている場所はほとんどありませんので、実際にやった事のある人に連れて行ってもらうか、自分自身で探し当てるしかありません。
ではどんな場所かというと、下流方向に向かって地形が起伏しているような川です。
でも大体そのような場所は岩になっていて、水深も浅く、サーフィンが出来るような場所ではないことがほとんどです(*´Д`*)
そして、揚力を得るための水流のスピードが必要となります。
いくら良さそうな地形を見つけたとしても、水流が遅ければ板に乗ることが出来ません。
乗れたとしてもスピード感も無く、すぐに失速してしまいます。
しかも、エントリーには上流から流れつくかモロにそのポイントに飛び込むので、乗るにはかなりのテクニックが必要です。
また、川底に障害物もあり、その部分が割れてるのでワイプアウトで怪我する可能性が高いです。救命胴衣や、ヘルメットを被ったほうが良いかもしれません。
それだけリスクがあるということを理解しておいた方が良いでしょう。
世界では様々な場所がYouTubeにUPされています。
リバーサーフィンはこんな感じです↓
日本でも場所はわかりませんが何箇所かあるみたいですね。
場所を見つけることが出来たら、ぜひ教えて欲しいものです^^
ボートを使ったリバーサーフ
これは先ほどの形態と少し異なります。
こっちの方が安全で誰でもトライ出来ます。
地形とは関係無く、ボートが作り出す波に乗るというサーフィンです。
DeftechのPVで使われていいますね↓
このように川でサーフィン出来るようにサービスを提供しているところがあります。
僕は以前、荒川でボートサーフを体験したことがあるので経験談を交えてボートサーフィンの解説をしますね^^
まず、ある程度、人が集まらないと割高になりますので、3~4人集まった状態で申し込むのが良いかと思います。
ボートを出してくれる側も不定期だったりすることがあるので、あらかじめ営業日や時間、料金などを確認しておきましょう。
さらに会社によって1人何分、何本など固有のルールがありますので、合わせて確認したほうがベターです。
キャプテンを含めると計6人も乗るとパンパンです。
川幅のある広いポイントに到着すると、まずボートを片側に傾けるために大量の川の水を汲み上げます。
この時はレギュラーの波を立たせる為に、左後方に入れました。
ボート下部には大きめのフィンのようなものが付いており、船体を傾かせて走らせることで波が立つという原理です。
それに合わせてライド中は人も片側に集まるように座ります。
傾かせれば傾かせるだけ大きな波が立つんですね。
水を汲み上げ終わると、いざライドスタートッ!
ワイプアウトしても板が流されることはないのでリーシュはいりません。
ノーリーシュでOKです☆
そして水に浸かると、淡水なので水がしょっぱくなく、ものすごい違和感があります。
まずはボートに繋がれたロープを持って腹ばいになります。
そのままボートが発信すると自分も引っ張られるのと同時に、ボートの後部が作り出す波が目の前に現れます。
まさにサーフィンに適した形のフェイスが目の前で延々と作られるので、かなりテンション上がりますよ!
サイズはボートの大きさによるみたいです。
僕が行った時はボトムからモモ~コシくらいでした。
それでも規則正しく割れるので、サーファーにしてみれば十分な環境です。
このボートが作り出す波ももちろんパワーゾーンがあります。
まずは腹ばいになった状態でパワーゾーンを探すことから始めましょう。
具体的にはボートに近めに一番掘れている部分があります。
そこに狙いを定めて板を移動し、勢いよくテイクオフします。
波から遅れてもロープを掴んでいれば大丈夫。
ウェイクボードの要領でまずはライドを楽しみましょう♫
海の波とボートが作り出す波質の違い
この時点で気づくのですが、実は海が作り出す波とは全く異なります。
それは波が板を押し出す方向が異なるということ。
海のうねりは背中側から押し出すように板を進めてくれますが、ボートが作り出すこの波は横方向から反立ってくる波なんです。
つまりパワーゾーンにしっかり入っている状態ならともかく、パワーゾーン以外でただ立ってるだけだと失速して終了になります。
これがボートサーフィンの難しさなのですが、醍醐味でもあります☆
しっかりとレールを使って荷重する練習になるからです。
やってみると想像以上に難しい事がわかります。
そしていかに普段海のパワーで楽をしてサーフィンしているかがわかります。
技術力がハッキリ出るのがボートサーフです。
でも心配いりません。ボートサーフィンならではのレクチャーがその場で受けられますし、数本乗るとコツを掴めてきますので、最後には正しいレールの使い方、スピードの出し方が身についていると思います。
これを身に着けて海に行くと、自分でも驚くほど上達していることを実感出来ます。
普段、海で波に乗っても数秒。
ボートサーフィンなら数分。
足の筋力が続くまで乗り続けられますよ!
海だけじゃないという視野を持つ
昨年ケリースレーターがオープンさせた人口ウェイブプールは話題になりましたね。
ご紹介したボートサーフィンも、川だけでなく東京湾や湖でも開催しています。
このように「サーフィン=海」という概念は、もしかしたら数年後覆されてるかもしれませんね。実際、海に行かずにボートサーフィンだけやる人もいるようですから。
もしかしたらこんなところで出来るかもしれない!?と、インスピレーションを膨らませることでサーフィンはもっともっと楽しくなるでしょう♫
リバーサーフィン、ぜひお試しあれ〜( ´ ▽ ` )ノ