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NO SEA, NO LIFE.

西表島のダイビングシーズンを徹底解説!季節ごとの魅力をたっぷりご紹介します!!

数多くある沖縄の島々の中で「日本最後の秘境」とも呼ばれる西表島という島をご存知でしょうか?

島の約90%がジャングルで自然が多く残るこの島は、イリオモテヤマネコをはじめ、様々な動生物が住んでいる事で有名ですが、海の中も魅力がたくさんあります!!

あなたは西表島でダイビングというと、何を思い浮かべますか?

キレイなサンゴ?マグロなどの大きな魚?カラフルな小魚たち?マングローブ?

今回は意外と知られていない西表島の海の魅力をシーズン毎にご紹介していきましょう!!

これを読めば、あなたも西表島に行きたくなる事間違いなし♪

ダイビングするならやっぱり夏!?

ほとんどの人がダイビング=夏にするものと思ってるはずです。

かくいう私も、ダイビングを始める前はそう思っていましたし、冬の寒い時期に潜るとかありえない!とも思ってました。笑

しかし、陸上で春夏秋冬の四季があるように、海の中にもちゃんと季節毎の魅力がたくさんあります。

シーズン毎に魅力も違ってくるので、あなたはどのシーズンがいいか、自分のスタイルに合うシーズンを探してみましょう!!

《春》生命誕生の季節!大きな魚から幼魚まで何でもあり!?

春になると桜の花が咲くように、水中世界でも新しい命がたくさん誕生します。

スズメダイやハナダイと言った、小さくて可愛い彩りのある魚の赤ちゃんが至る所で見れるようになります。

また、コブシメと言う大きなイカが産卵するシーンも春ならではの光景!

オス同士が喧嘩をする姿や、メスが卵を産む瞬間を見れるのは1年の中でもこの時期だけ!

まさに生命誕生のシーズンと言えます。

春に西表島で潜るならこれを見逃すな!!

西表島では、イソマグロ・バラクーダ・マンタと言った大型の回遊魚も1番多くいるのがこの時期です☆

これは繁殖行動が関係していると言われていて、水温が低いこの時期に大きな群れを作る傾向があります。

水温が低い時期=冬でも群れるのですが、冬より春の方が海況が安定するので、大物ポイントに行きやすくなります。

春に潜るなら、ぜひマグロとバラクーダの群れは狙いたいですね!!

言わずと知れたダイビングシーズン!!
大物狙いの遠征ツアーも!?

夏になると高気圧が張り出してくるので、天気や波も安定し、絶好のダイビング日和になります。気温も高いので、海に入るのが気持ちいいシーズンですよね♪

また「仲の神島(なかのかみしま)・通称オガン」と呼ばれる無人島へ遠征ツアーに行けるのも夏ならでは!

ダイナミックな地形とイソマグロなどの回遊魚を狙いに来る強者ダイバーが集結するシーズンでもあります。笑

水中では春に出てきた魚の赤ちゃんが少しずつ育ち始めるのに加え、テンジクダイなど初夏になると出始める小魚たちが混ざり、1年で最も魚影が濃い時期になります!

天気も良し、波も穏やか、魚もたくさん、海でクールダウンしながらキレイな海と魚たちに癒される・・・文句のつけようがないですね♪笑

夏に西表島で潜るならこれを見逃すな!!

西表島の夏と言えば上にも書いたオガンが有名ですが、流れの強いポイントでもあるので、誰でも行ける訳ではありません。

それに西表島近海でも回遊魚が出る外洋ポイントはあるし、そもそも絶好の条件が揃っているので、どこで潜っても楽しめる事間違いなし!!

波が穏やかな日は西表島近海の外洋ポイントにも行きやすくなるので、グルクンの群れやカスミチョウチョウウオの群れなど、外洋の潮通しの良いポイントで群れを狙うのもオススメですねッ♪

秋》水温がピークを迎え1年で1番温かいシーズン!!
魚たちの生態をじっくり観察しよう☆

陸上では7~8月が1番暑い時期ですが、水中は9~10月が1番水温が高くなります。

台風が多い季節という事で少し敬遠されがちのシーズンですが、水温が高いこの時期は寒さを気にせず快適に潜れるのはもちろん、魚たちの繁殖行動がピークを迎えるので、魚の生態を観察するにはもってこいのシーズンです♪

メスを奪い合う為にオス同士が喧嘩をしたり、メスにアピールする為に体色を変化させて気を引こうとするオスの姿、卵を守る為に他の魚やダイバーに攻撃的になったりと、水中世界での様々なドラマが繰り広げられています。

秋に西表島で潜るならこれを見逃すな!!

西表島では川の水が混ざり合う「汽水域(きすいいき)」というエリアにダイビングポイントが多く存在しているのですが、そこで見られる「オイランハゼ」の求愛シーンは必見!!

普段とは体色が変わり、ヒレを全開にしてメスにアピールする求愛シーンは水温が低い時期には見る事ができないシーンです。

オイランハゼ自体は他の沖縄エリアでも見る事ができますが、基本透明度の悪いドロッとしたエリアに生息しているので、なかなか水がキレイな状態で見る事ができません。

しかし、西表島は川やマングローブが他の沖縄エリアと比べても圧倒的に豊かなので、他のエリアより透明度が良い事が多いのです。

秋に西表島へ潜りに行く際はぜひリクエストしましょう。

《冬》水温が下がるとウミウシや回遊魚が増えてくる!?
意外と穴場のシーズン

冬はあまりダイビングをするイメージがないシーズンですが、水温が下がりプランクトンの量が減るので、透明度が良くなる事が多いんです。

また、水温が下がる事で活性化してくる生物も多く、ウミウシや回遊魚なんかは冬から春の水温が低い時期が見頃を迎えます!

また夏と違い、少人数で潜れる日も多いので、自分のリクエストが通りやすかったり、ガイドさんを独り占めできるのも冬の魅力でもありますね^^

冬に西表島で潜るならこれを見逃すな!!

西表島では、島の南側に「鹿の川(かのかわ)」というダイビングエリアがあるのですが、冬になるとマンタが見れる事でも有名です。

繁殖が目的でマンタが集まってくると言われていますが、複数のマンタが頭上で乱舞している光景は何度見ても感動します☆

島の南側にあるポイントなので、北風が吹くと行けるという、まさに冬時期にはありがたいポイントなのです!!

あなたはどのシーズンに西表島へ行きますか?

西表島でのダイビングの魅力をシーズン毎にご紹介していきました☆

シーズン毎に違った魅力があり、いつ行っても楽しめる事間違いなしの西表島!!

魚の赤ちゃんや大物回遊魚を狙いたい方は春、穏やかな海況やオガン遠征を狙いたい方は夏、温かい水温と魚の生態をじっくり狙いたい方は秋、ウミウシやマンタを狙いたい方は冬が狙い目ですね♪

今年の旅先は西表島で決まりかな!?笑

また、別記事にて西表島のダイビングポイント情報もご紹介していますので、詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もご覧下さい^^

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