26Nov
皆さん、ダイビングしていますか?
水中の世界ってとても美しいですよね。
この美しさをダイバーではない人に伝えるときってどうしていますか?
こんな魚がいてー♪
サンゴが綺麗でー♫
でっかいマンタがいてー♡
って言ってもダイバー以外は想像もつき難いですよね…f^^;
私の場合は写真を見せて「こんなダイビングをしたよー♪」と友人に伝えています。
そうです。水中で写真を撮っているのです!
百聞は一見にしかずなんてことわざもありますよね。
あなたも水中写真を撮影して友人に水中の素晴らしい世界を紹介してみませんか?
ってことで、今回は初めてのカメラ選びについてアドバイスしてこうと思います。
まだカメラを持っていないあなたのカメラ選びの参考になればうれしいです☆
水中用のカメラってどんなものがあるの?
あなたが何度かダイビングをしたことがあるのなら、フォトダイバーを見たことがあるかもしれませんね。
ごっついカメラがあって、そこにストロボが幾つか付いてて、何かちょっとしたマシーンみたいなイメージがあるのではないでしょうか?
「あんな大きなもの持って潜れないよー」と思う方もいるかもしれません。
カメラには幾つか種類がありますから大丈夫です。
実は、水中で使うカメラは専用のものではなく、陸上で使うカメラをケースに入れているだけなんです。
カメラを大きく分けると、
・一眼レフカメラ
・ミラーレス一眼レフカメラ
・コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)
になるかと思います。
本格的な大きいものは一眼レフカメラと呼ばれるものです。
プロのカメラマンとかが使っている大きなカメラを想像してみて下さい。あんな感じです。
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、手のひらサイズの小さなカメラです。
これは身近なので分かりやすいかもしれないですね。
ミラーレス一眼レフカメラは一眼とコンデジの間のようなカメラで近年発売されました。
通常、一眼レフは光がレンズを通り、鏡に反射させて覗き穴(ファインダー)へ届きます。
ミラーレスはこの鏡がない為、一眼レフに比べてスリムなボディになっているんです。
種類による違いって何?
カメラの種類を3つに分けましたが、それぞれ何が違うのでしょうか。
一眼レフ、ミラーレスとコンデジとの一番の違いはレンズ交換ができるか否かです。
レンズを交換すると、マクロだったり魚眼だったりと撮影の方法が様々になります。
逆にコンデジの場合は、レンズが同じなのでいつでも同じような撮影方法ができます。
他には、カメラの性能差になってきますが、やはり一眼レフが一番高性能です。
もちろん、一眼レフの中でも性能差はありますのでメーカーのサイトなどを参考にして自分に合うものを選びましょう☆
自分に合うカメラを探そう!
あなたはカメラを持って水中でどのような写真が撮りたいですか?
1ダイブで数百枚の撮影をし、その中から厳選して気にいったものを作品として残せるといいですよね♪
一方で、手軽に撮影して記録として残せればいいという程度の方もいると思います。
それぞれのスタイルによって選ぶカメラは変わるのです。
それぞれのメリットとデメリットを紹介しますね。
一眼レフカメラは
・高性能なので高度な撮影ができる
・レンズを交換して様々なスタイルの撮影ができる
・持っていて格好良い(意外と重要ですね?)
・大きいのでマイナス浮力になる
ミラーレス一眼レフは
・高性能なので高度な撮影ができる
・レンズを交換して様々なスタイルの撮影ができる
・大き過ぎないので女性でもスタイリッシュに持てる
コンデジは
・1つあれば様々なシーンの撮影ができる
・性能が低いので、思う通りの撮影はしにくい
・手軽に持って入れる
・小さいので抵抗が少ない
・レンズの交換ができない
あれ?
ミラーレスって…結構良くないですか⁉︎
そうなんです!
実は、近年ミラーレスにも高性能機種が登場していて、一眼レフに劣らないものも増えているんですッ!
一眼レフのように大きくないので、流れがあるときでも抵抗が少なくて安心ですね。
因みに私はコンデジを使っています。
理由は、レンズ交換できるものにすると物欲が止まらなくなってしまうのでは、、、という恐怖があったからです。笑
カメラ本体よりもレンズの方が高額ですからねf^^;
思う通りの撮影はなかなか難しいですが、いいこともありますよ。
例えば、マクロレンズでダイビング中に大物の魚群が出たとします。
そんなときマクロレンズでは撮影できないんですよ。
しかし、コンデジならいつでも同じレンズですので設定を変更すれば撮影可能です。
特化したものはありませんがオールラウンダーといったところですかね^^
もちろん、一眼レフは高性能ですから他のカメラよりも素晴らしい写真撮影が可能です。
どのカメラにするか決まりました?
カメラの種類を決めたら機種を決める前に必ず確認しておかなければいけないことがありますので要注意です!
カメラを水中に持っていく為には
どの種類のカメラでも水中にそのまま入れると壊れてしまします。
機械ですので当たり前ですね。(一部コンデジで防水モデルもあります)
カメラを防水にするケースのことを「ハウジング」と言います。
まず、このハウジングがあるカメラを選ばないといけません。
欲しいカメラが決まった後でハウジングがないと悲しいですよね。
そうならないようにハウジングの確認は忘れないようにしましょう。
ハウジングはメーカーから出ているものもありますが、その他にもハウジング専用のメーカーっていうのがあります。
アルミボディの洗練されたデザインのものもありますので、カッコイィ良いカメラにしたい方は要チェックです!
ハウジングはダイビング用に作られていますので防水は50mくらいあると思います。
レジャーダイビングは深度40mまでなので、それ未満のものは選ばない方がよいでしょう。
また、カメラメーカーが作っているハウジングの方が安価で手に入りますので、ご予算と相談しながら機種の選定をしてください。
ハウジングって結構高額で、カメラの何倍もするんですよー。
さて、ハウジングとカメラを選んだらあなたもフォトダイバー目前です。
でもまだちょっと待ってください!
あると便利なものがもう少しあります^^
カメラは手に入れた!これでOK?
カメラをハウジングに入れて準備万端!…ではありませんよ。
水中は地上よりも暗いので明かりを点けましょう。
いつもの水中ライトでは光量が足りませんので外付けのストロボが必要です。
水中ライトは長時間光ります。
それに対し、ストロボは一瞬だけですがものすごい光量を発します。
光量はガイドナンバーという数字で表し、表記はGNとなっていたりもします。
数字が大きいほど光量が大きいってことですのでわかり易いですね。
ストロボを取り付ける為のアームやターゲットライトまで揃えられると完璧です!
まとめ
どんなカメラにするかの参考にはなりましたか?
これまでの内容をまとめると、
・本格的な撮影をしたいなら一眼レフカメラ
・記録として気軽に撮影をしたいならコンパクトデジタルカメラ
・両方のいいとこ取りのミラーレス一眼レフカメラ
って感じです。
そして、カメラ機種を選ぶ前には必ずハウジングの確認を忘れずにしましょう^^
水中フォトグラファーとして海の美しい世界を周りの人に伝えられるといいですね♪
ここまで読んでくれたあなたに撮影のワンポイントアドバイスです。
生物を撮影するときは、《上からではなく、被写体の下から》煽って撮影すると綺麗な構図になりますッ!
ぜひ参考にしてみてください☆