23Apr
サーフィン時にレールを意識していますか?
レールとはサーフボードの両サイドの事。
形状は厚さなど様々で、脚力とも関係してくる重要な部分。
今一度レールの重要性、入れ方を理解してみましょう☆
レールの形状
まず、レールの形状について知っておきましょう。
レールと言えど、1種類ではありません。
個々に乗り味の特徴があり、波質やレベルにも関わってきます。
【Low rail (ロー)】
・テーパーとと表現されることもある
・レール部のフォームが薄く削り落とされているため、浮力/ボリュームが少ない
・浮力が少ないのでレールを水に食い込ませやすく、回転性に優れる
・安定性に欠ける
・スピードが出しにくい
・小波などパワーのないコンディションではレールが引っ掛かりやすくなるため扱いにくいと感じる事もある
・初心者にはあまり適さない
【Medium rail (ミディアム)】
・ローレールとボキシーレールの中間的なレール形状
・標準的なオールラウンドボード等に採用されることが多く、操作性に癖がなく扱いやすい一般的なレール
・程よい反応と、浮力を得られるので波質問わず使える
【Boxy rail (ボキシー)】
・フルレールと呼ばれることもある
・レール部のフォームがあまり削り落とされておらず、浮力/ボリュームがある
・反発が強いため、踏み込むとその反発を利用するとスピードが出しやすい
・安定性/浮力があるので初心者用ボードや小波用ボードに適している。
・しっかりした体重移動/荷重の練習に適している
・ロー、ミデイアムと比べると反応が鈍く、タイトなターンがしづらい。
・踏込みにある程度の脚力が必要
大まかにこの3種類に分かれますが、先ほど述べたように波質、脚力、好みなどで変わるので一概にどれが良いという事ではありません。
ハイパフォーマンスの板でもフルレールのものもありますし、逆にクルージング系の板なのにテーパーという設定の物もあります。
長年サーフィンをやってる人ならば「俺はこれがいい!」というのが明確なので、板の選び方はある程度決まっているのですが、始めたばかりの人や初心者の人はどう選んで良いかわからないと思います。
ビギナーの方は是非、試乗会などで色んな板に乗って違いを感じてみて下さい^^
「板の良し悪しなんて良くわからないよ~」って人でも、レールの違いはコンケーブの違いとかと比べて比較的わかりやすい部位なのではないかと思います。
走り始めてから、ちょっとでもターンをしようとするだけで、なんかいつもの板と違うな‼︎と感じれるはずです。
それだけレールという部分は重要であり、シビアな部分でもあるのです。
レールの入れ方、踏み方を理解しよう!
フロントフッター、バックフッター、ナチュラルフッター。
軸足をどこに置くか?というだけでライディングのスタイルは変わってきます。
このフッターによってレールの入れ方は全然変わってきますが、基本的には軸足から動き始め、後から軸じゃない方の足が付いてきます。
サーフィンは全て軸足コントロールです!!
足の使い方が左右同時ではなく若干、軸足の方が早く動くということ。
これを理解することができれば、そうとうなスピードを得ることが出来ます。
テイクオフした後、波の斜面にしっかりレールを入れて加速をかけていきますが、フッターによってどの部分のレールを食い込ませるかが違います。
さらにはボードのデザイン自体にもワイデストポイント(一番広い部分)が前のもの、後ろ寄りのものと様々ですので、これという正解はないのです。
ちなみに僕はバックフッターです。
デーンレイノルズのようなフロントボリュームの板は合いません。
バック寄りのロブマチャドや、ジョーディスミスのような板がしっくりきます。
テイクオフした後はテール寄りのレールを意識しつつ、後ろ足から荷重していきます。
フロントを踏むのはトップから降りる時ぐらいです。
基本的には後ろ足を軸にボードをコントロールしています。
フロントの人は前足でを踏んで踏んで加速します。
ジュリアンウィルソンなんかが代表的なフロントフッターですね。
ターンも前足付近のレールを意識しながら開始することで、綺麗な弧を描くようなターンが出来ます。
どちらにしても、自分のフッターを認識し、それに合った板に乗らないとチグハグな動きになってしまいます。
是非いろんなボードに乗って研究を続けてみてください!
これは⁉︎というものもあれば、全くしっくりこないものもあるはずです。
しっくりこなければ、すぐさま売ってしまえばOKです。
レールを研究してネクストレベルへ!
サーフィンにおいて、レールの重要さがおわかり頂けたかと思います。
サーフィンはスピードが重要な役割を持っています。
スピードがあることで遠心力を使ったターンが出来ますし、スプレーも上がります。
逆にスピードが出なければ残念ながら何も出来ないんです。
スピードを付けるためにはレールの入れ方、踏み方はもちろん、形状、フッターに合わせたボード選びが大切なんですね。
ぜひ意識してみてください☆ きっと週末のライディングが変化するハズです!!!