17Feb
あなたが子供の頃、将来どんな職業に就きたいと思っていましたか?
そしてその夢は叶いましたか?^^
日本の子供が憧れる人気の職業としていつの時代もサッカーや野球選手が挙げられますが、近年は海外の舞台で日本人サーファーが活躍する時代なので、そんな姿に憧れ、将来就きたい職業として日本でも“ワールドツアー選手”の人気が出つつあるのではないでしょうか?
実は同じような傾向がブラジルでも見られます。
もちろん、ブラジルと言えば“サッカー”が絶大な人気がありますが、近年稼げる職業としてなんと!“サーフィン”がジワジワと人気が出てきています!
その背景には、子供の頃から夢見ていた“WSLサーファー”の夢を叶え、今では上位トップサーファーの仲間入りを果たした“フィリペ・トレド”の活躍が大きく影響しています。
そこで今回は、ブラジルのキッズたちの憧れの存在“フィリペ・トレド”をご紹介します☆
小波を感じさせないダイナミックなサーフィン!
■生年月日:1995年4月16日
■出身地 :ブラジル
■スタンス:レギュラー
“フィリペ・トレド”は以前ご紹介した“ガブリエル・メディーナ”と同じく、サーフィン界で数少ないブラジル出身の一人です。
“タジ・バロウ”や“デーン・レイノルズ”など多くのプロサーファーが口を揃えて“フィリペ・トレド”が小波で見せる“エアー”は他のサーファーよりメイク率が高く、特にコンディションが良くない波でのサーフィンには定評があります。
サーフィンは自然相手のスポーツである故、必ずしもベストコンディションでコンテストが開催されるとは限りません。
世界有数のサーフポイントであっても、波が良くない日も当然あります。
そうした条件の中でも、得点に繋がるライディングスキルを持っていることは、悪条件の中行われるコンテストでとても優位になります。
“フィリペ・トレド”はそんな小波であっても得点に繋げていけるライディングを武器に、昨年2017年はWCTランキング“10位”の好成績を残しました。
では、実際に“フィリペ・トレド”が小波でライディングしている映像をご覧ください!
もちろん“エアー”だけが彼の武器ではありません。
コンテスト毎にジャッジの傾向を観察し、エアーを抑えて、パワーがあるレールターンを織り交ぜたりと、得点を意識した計算されたオールマイティーなライディングが出来るからこそツアーコンペティターとして結果を残せているのでしょう!
小波でも諦めない!ポテンシャルを最大限引き出す方法
日本のアベレージな波は、海外と比べると“サイズが小さい”、“パワーがない”のが特徴ですが、そんな波を得意としている“フィリペ・トレド”がチョイスするギア(特にサーフボードのボリューム)から、日本特有の“パワーがない波”を攻略するヒントを探ってみましょう!
よく“小波攻略”には“浮力(ボリューム)”が重要なポイントだと言われますよね!?
小波のライディングに定評がある“フィリペ・トレド”が乗るサーフボードの“浮力(ボリューム)”は気になるところです。また、“フィリペ・トレド”の体格は日本人の標準体格に近いので参考にする価値ありでしょう!
どうやら、“23.5L”辺りのサーフボードを使用しているようなので、彼の体格からするとやはり少しボリュームがある板を使用していますね!
一般的に自分の適性ボリュームの計算式は、自分の体重に“0.36”を掛けた数字だと言われています。筆者を例にすると、体重が「65㎏」なのでこれに“0.36”を掛けると「23.4L」になり、この数値が筆者のサーフボードの適性ボリュームになります。
ただ、この数値はあくまで“フィン”や“デッキパット”を含まない“板だけ”の数値なので、これにアクセサリーが付属されることを考慮して下さいね!
更に突き詰めて言うと、サーフィンに行く頻度やフィジカル、体力なども考慮して計算する必要があります。
ただ、あまり細部に至る計算を得意としない筆者が全ての要因をひっくるめ、独自に編み出した適性ボリュームの計算式を記載しておきます♪笑
※ただ、この記事を読まれている全ての方に当てはまるとは限りませんので、あくまで個人の見解としてご理解・ご判断をお願いすると共に予めご了承ください…f^^;
その計算式がコチラです。
適性ボリューム = “体重” × “0.36” + “4L”
週末サーファーやパドル力に自信がない方には、意外としっくりくるボリュームかもしれませんよ^^
そして、この自分の適性数値をベースに少しボリュームを上げたボードを選ぶと“小波用”になるわけです。
サーフボード選びで言えることは、残念な事に完璧なサーフボードをどんなに探しても一本も存在しないということです!
というのも、その日によって波も違えば自分が求めるスタイルも変化します。
そこがサーフボードの奥が深い所であり、面白い部分と筆者は考えるので、色んなボードを乗り比べてみるのが自分に合ったボードに出会う一番の近道ではないでしょうか?
“フィリペ・トレド”も行き着いた先の完成形ではなく、模索途中であるに違いありません。
違いが分かる男のシグネチャーフィン
“フィリペ・トレド”の武器である“エアー”は“スピード”があってのこと。
先ほどご紹介した、サーフボードのボリュームが小波でもスピードを落とさずライディングする上で大きく関係してくるポイントだと分かっていただけたかと思いますが、スピードアップにはフィンも一役買っています。
しかし、ある程度のレベルに到達するまでフィンの違いを実感するには難しいかも…^^;
“フィリペ・トレド”のサーフィンにはスピードが出ても安定感があり、クイックに反応する“フィン”が求められます。
そんな、“フィリペ・トレド”が求める性能を持ち合わせたオールラウンドなシグネチャーモデルがございます!
これは要チェックでしょう!
今回は、日本の波にも通じるスモールコンディションの波を得意とする“フィリペ・トレド”をご紹介いたしました。
パワーがない波で如何に自分のサーフィンが出来るか?という問題を解決するヒントを見出すことは出来たでしょうか?^^
波のコンディションが良くないからと自分のサーフィンを諦めているそこのあなたッ!
そういったお悩みをお持ちの方は、もしかしたら今お手持ちのサーフボードを見直すことで解決するかもしれませんよ!?^^