14Mar
カヤックが好きな方で、釣りにも興味がある方は1度はやってみたいと思う「フィッシングカヤック」。
カヤックと釣りを組み合わせる事で遊びの幅が広がる一方、注意しなければいけない事もたくさんあります。
これを読んで安全にフィッシングカヤックにチャレンジしてみましょう!
フィッシングカヤックってどんなやつ?
カヤックにはいろんな種類がありますが、基本「クローズドデッキ」の作りが多いです。しかし、釣りをする上では荷物があまり積めないので不向き。
荷物がたくさん積める「オープンデッキ」になっていて、竿を固定できるロッドホルダー、クーラーボックスを固定するためのスペース、ルアーなどの小物を収納できるハッチボックスがあるなど、釣りに特化した作りになっているのがフィッシングカヤックの特徴です。
湖なら3m前後、沿岸部なら4m前後の長さのカヤックを選ぶのが一般的と言われているので、自分のメインフィールドがどこになるかを考慮した上で使用する大きさを判断するといいですね。
フィッシングカヤックのメリット
続いてはフィッシングカヤックのメリットを説明していきます。
大きく分けて以下の5点が挙げられます。
【カヤックだとよく釣れる!?】
フィッシングカヤックの1番のメリットはこれでしょう!魚へのプレッシャーをほとんど与えずに近くまで行ける事です。
その理由は、やはり船特有のエンジン音や振動が無い事。これらの音や振動は魚の警戒心を高めてしまいます。
だからカヤックと釣りの組み合わせはまさに夢の共演なのです♪
こんなのを聞いちゃったら、ますますやってみたくなりますよね!!
【釣りの幅が広がる】
岸からでは届かないエリア、あるいは船でも入って行けないような浅瀬エリアで釣りができるという事は、それだけ大きなメリットです。
場所を自分で選びながら釣りができるのはフィッシングカヤックの醍醐味ですね♪
【普段釣れない魚が釣れる】
カヤックで移動しながらポイントを変える事ができるので、狙う魚も様々です。
「青物(あおもの)」と呼ばれるサバやイワシなどの回遊魚など、岸からのキャスティングでは届かないエリアにいる魚もカヤックがあればバッチリ狙えます!
【景色が変わって楽しめる】
釣りをしながらまわりの景色を楽しめるのもメリットですね。
カヤックに乗ると目線が水面近くになるので、それだけでもかなり雰囲気が違います。
【まわりの人を気にせず釣りができる】
カヤックを使えばポイントが無限に広がるので、場所も選び放題!
「他の釣り人に良い所を取られてしまって…」という心配がほとんどありません。自分のペースでのんびり釣りができるのは最高ですね♪
フィッシングカヤックのデメリット
もちろん、メリットばかりではありません。
デメリットとしては以下の4点が挙げられます。
【時化に弱い】
カヤックは風の影響をもろに受けるので、慣れないうちはなかなか釣りに集中できないかもしれません。
当たり前の事ですが、波・風が強い時でも自分の力で漕いで帰らなければいけないので、パドリング(漕ぐ)スキルをしっかりと身につけてから釣りを楽しみましょう。
【釣りとカヤックの同時進行はできない】
カヤックを操作している間は両手が塞がっているので釣りができないですし、釣りをしている時も両手が塞がっているのでカヤックのコントロールはほぼできません。
また、魚が釣れた後も片手が塞がっているので、釣った魚を速やかに対処するスキルが必要になります。魚を釣った後はすぐに両手が使えるようにしましょう。
【まわりから見えにくい】
カヤックは水面近くを進んでいるので、少しでも波があると波の影に入ってしまい見えにくくなってしまいます。
特に注意してほしいのが、船からも波の死角になって見づらい事です。私はよく船でも沖に出るのですが、カヤックは本当に見づらいです。
正直フラッグを立ててほしいなぁといつも思うのですが、実際にフラッグを立ててる人は少ないですね^^;
もしカヤックを漕いでる時に船を見かけたら航路や進行方向をしっかりと確認し、自分からは極力近づかないようにしましょう。
【物を多く積めない】
陸釣りとは違い、カヤックの積載量には限りがあります。
それなりに荷物は積めますが、多すぎると動きづらくなるので、狙いを絞って必要最低限の荷物だけ積むようにしましょう。
万が一の転覆時には道具を回収できない場合もあるので、それも含めて持っていく道具を選びましょう。
安全第一で楽しみましょう!
カヤックと釣りの組み合わせは釣果も上がり、楽しみが倍増すること間違いなしです♪
なので、ぜひ体験して頂きたいですが、その反面、当然リスクもあります。
天気や波の状況確認、他船との連携をしっかりした上で、安全にフィッシングカヤックを楽しみましょう!!