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レジェンダリー サーファーズ #28 Leonardo Fioravanti(レオナルド・フィオラヴァンティ)

あなたはイタリアと聞いて何を連想しますか?

パスタ、ピザ、ローマ、フェラーリ、プラダ、グッチ、サッカーetc.挙げると、キリがありません…。少なくとも“サーフィン”と連想された方はあまりいないでしょう。

エメラルドグリーンの美しい海をイメージされた方はいると思いますが、イタリアは波が穏やかな地中海に面しているので、なかなか“サーフィン”に結びつきませんよね…f^^;

実はそんなエリアをホームにしている、スゴいツアーサーファーがいます!(゚Д゚;)

なんと!若干16歳にしてCTツアー入り間近まで迫り、世間を賑わせた正真正銘の“エリートサーファー”です☆

今回はそんな、イタリアのイメージを近い将来“サーフィン”に塗り替えるかもしれない実力を持ったレオナルド・フィオラヴァンティをご紹介いたします☆

名前からしてカッコイイですねぇ~(>_<)笑

“Italian first CT surfer”

Italian first CT surfer■生年月日:1997年12月8日
■出身地 :イタリア
■スタンス:レギュラー

イタリア出身のサーファーとして、初のワールドツアー入りを果たしその活躍に大きな注目を集めています。

ジュニア時代から、以前ご紹介した“五十嵐 カノア”と共に“クイックシルバー”ライダーとしてWQSの上位を争ってきました。そうした活躍から、3つのWCTイベントにワイルドカードで出場を果たした後、見事!2017年にワールドツアー入りを決めました☆

しかし、ツアールーキーを勝ち取るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

それは、2015年の“ボルコムプロ”イベントで背中をリーフに叩きつけられる事故に遭い、3ヶ月以上サーフィンから離れざるを得なくなっていたのです…(*_*)

この事故によって、如何に世界のトップサーファーが「“パイプライン”は危険なサーフポイント」だと口を揃えて言う理由かが分かりますね。水深が浅く複雑な形状になったリーフによって、世界中の人を魅了するパーフェクトウェーブが生まれる反面、そうしたポイントゆえに大事故が起こる危険が潜んでいることを理解しておかなければいけません!

パイプラインについてはコチラの記事で解説しております。合わせてお読み下さい。

このケガにより、ワールドツアー入り目前で数ヶ月に及ぶリハビリ生活を強いられることになり、2015年は思うようなシーズンを送ることが出来ませんでした。その反動で完全復活を果たした翌年2016年は、持ち前の勝負強さも発揮され、これ以上ない結果を残し2017年に今か今かと世界が待ちわびたイタリア出身初となるツアーサーファーが誕生しました!

では、ホームのヨーロッパ“サルデーニャ島”でのサーフィン映像をご覧ください!^^

波選びのセンスの良さが際立っていますね♪

パワフルな波も自在に乗りこなし、ビッグウェーブを得意としている事が伺えます!

このサーフィンが、コンテストを優位に進める強みとなっているんですね!

“Good surf point”

Varazze先程の映像の通り、地中海の中であっても条件が整えばサーフィンが出来る波が立つことが分かります。しかも、外洋と変わらない程パワフルな波です!この事実を多くの日本人サーファーは知らないのです。

そこで、まだあまり知られていないイタリアのサーフポイントをご紹介します!

次回のサーフトリップ先に迷ったら、候補地として是非参考にしてみて下さい☆

◇Varazze(ヴァラッツェ)◇

イタリアの中でもメジャーなポイントとして知られるVarazze(ヴァラッツェ)は、週末ともなればかなりの混雑を見せる人気POINT。メインブレイクはリーフで、サイズが上がればチューブライディングが楽しめます♪また、レギュラーオンリーになりますが、左側のビーチブレイクも要チェックです!

◇Forte dei marmi(フォルテ・デイ・マルミ)◇

大理石の産地で有名な地域です。ビーチに大理石がゴロゴロとあるビーチブレイクのPOINT。何と言ってもこのPOINTの特徴は“ピア”がある事です。波は日本でもよく見かける典型的なビーチブレイクです。

◇Porto Ferro(ポルト・フェロ)◇

先程の映像で“レオナルド・フィオラヴァンティ”もサーフィンをしていたサルデーニャ島にあるPOINT。本土からも波を求めてサーファーが多く訪れ、サルデーニャ島のビーチの中でも一番サーフィンに適したPOINTです。また、島の北西に位置するリゾート地“アルゲーロ”もあり、異国情緒あふれる港町で優雅に休暇を過ごすことが出来ます♪

イタリアにもバリエーション豊かなサーフポイントが実在することが分かっていただけたでしょうか?^^

ただ、外洋に面している海岸線はないため、コンスタントに波があるわけではありません…。言ってみれば、地中海は日本で例えると大きな日本海みたいなものです!

なので、メジャーなPOINTでサーフィンも良いですが、未だかつてサーファーが乗った事が無い波を求め、サーフトリップに出掛けてみるのもいいかも知れませんね☆(自己責任でお願いします笑)

イタリアは、そんな誰も足を踏み入れた事がない未知のサーフPOINTが多く存在します。

おっと!今まで行ったことのないサーフPOINTについて興味を持ったソコのあなたッ!コチラの書籍がおススメですよ↓

世界各地のサーフスポットを紹介した書籍です!

たくさんの写真を交えてサーフPOINTが紹介されているので、眺めているだけで気分はいつの間にか海の上にいることでしょう^^♪

行ってみたいPOINTが必ず見つかるハズです!

“RSL(Rapid Surf League)”

RSL(Rapid Surf League)ご紹介した通り、イタリアは外洋に面している海外線がないためコンスタントに波があるわけではありません…。

残念な事に、こうした環境がサーフィンの普及を妨げる大きな要因になっています…(◞‸◟ㆀ)

そこで目に付けたのが、「川」です!(゚Д゚;)

「もしかしたら、コレを海の波に見立ててサーフィン出来るんじゃない?」と始めたのがきっかけで、全く間にヨーロッパに広がり人気を博しているのが“リバーサーフィン”です☆

リバー(川)でサーフィン!?…と思うかもしれませんが、川の地形が関係し、まるで海の波のようなフェイスが現れる所でライディングを楽しむことが出来ます。

このリバーサーフィンについても以前に解説しておりますので、ぜひ参考にして下さい☆

そんな“リバーサーフィン”が、今ヨーロッパを中心に大流行し、なんと!ツアーイベントが発足されるまでに!

サーフィンで言う“WSL”に当たる組織で、その名も「RSL(Rapid Surf League)」

3種類のイベントから構成されているので、それぞれの内容をご紹介しましょう♪

◇Roots(ルーツ)◇

リバーサーフィンのルーツとなった川で行われるリーグです。中でも「Crown of the Traun」は例年、大いに盛り上がりを見せるイベントの一つになっています。

◇Speacialty(スペシャルティ)◇

毎回、型にハマらないイベントが開催されています。ジュニアJamセッションが行われるかたわら、バーベキューやワークショップが開かれ、イベントを通してリバーサーフの魅力を知ってもらう、いわば周知活動の目的も含まれています。

◇League(リーグ)◇

いわゆるサーフィンのワールドツアーに似たようなものです。今年で言えば4つのイベントが予定されていて、各イベントの結果に応じてシーズンのチャンピオンを決めます。

今後は“RSL”の発足を機に、ヨーロッパが中心となってリバーサーフがメジャーなスポーツとして世界へ広がりを見せることが期待されています。

もしかすると、このリバーサーフから“レオナルド・フィオラヴァンティ”に続く、イタリア出身の次なるツアーサーファーが誕生する日が訪れるかもしれませんね^^

With It Mind.

“レオナルド・フィオラヴァンティ”はイタリア出身初!となるワールドツアーサーファーとして鮮烈なデビューを果たしました。

ですが、ツアールーキーとなった2017年は思うような結果を残すことができず、残念ながら2018年のワールドツアー残留の希望は絶たれました…(*_*)

しかし、“ケリー・スレーター”が造ったウェイブプール“サーフランチ”で開催された“WSL”となる国別対抗のチーム戦“Founders’ Cup of Surfing”に、なんと!ヨーロッパ代表として出場しました!

さらにチームの中で唯一“9ポイント”台の高得点を叩き出し、チームの勝利に貢献する活躍を見せている事から、来年のツアーに再び戻って来ることが期待されています!

まだ若干20歳なので、これからの活躍が楽しみな選手です♪ 

“レオナルド・フィオラヴァンティ”、要チェックやで〜笑

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