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世界で活躍する日本人プロジェットスキーライダーをフィーチャー! 世界から見る日本のジェットスキー業界の現状

ジェットスキーといえば、免許さえ取得すれば誰もが楽しめるマリンスポーツですが、レジャーとしてではなく本格的にジェットスキーと向き合うプロ選手もいます。

海外ではジェットスキーの大会がテレビ中継されるほど人気のマリンスポーツでも、日本ではプロサッカー選手やプロ野球選手、プロゴルファーなどのように、テレビ中継で顔が映ったり紹介される機会も少ないので、興味がなければ知らない人も多いかもしれません。

しかし、ジェットスキー界にも日本を代表するプロジェットスキー選手がいるんです!

そこで今回は、世界で活躍する有名な日本人プロジェットスキーライダー2人をご紹介したいと思います☆

生駒淳選手

Jun Ikoma■名 前 :生駒 淳(いこま じゅん)
■生年月日:1973年7月23日
■出身地 :東京
■所 属 :マリンメカニック

生駒淳選手は、「フリースタイル」と「レース」の両方に出場するジェットスキーのプロ選手です。

プロとして両方に出場している選手は、今のところ世界でたった2人だけ!

レースの種目やルールについては、下記の記事で動画付きで解説しておりますので、宜しければ合わせてお読みください☆

その一人が生駒淳プロということで、同じ日本人としては嬉しいですよね^^

最初はフリースタイルだけだったようですが、レースにも挑戦したところ、エキスパートクラスでいきなり世界3位を獲得!

それ以降、数多くのレースに参戦し、チャンピオンの座を射止めていきます。

もともとサーファーだったそうですが、友人を通してジェットスキーに出会い、練習を重ねているうちに、バックフリップ(後ろに一回転する技)が完成。

その動画をYouTubeにアップしたところ、なんと海外のジェットスキー関係者から声がかかり、大会に出場することになったという経歴の持ち主。

「これ、すごい!!」と思うジェットスキー動画がたくさんある中で、海外からお声がかかってしまうほどの実力を披露していたわけですから、生駒淳プロがサーフィンからジェットスキーに変更したのも、何かの運命かもしれませんね^^

現在は、海外と日本を行ったりきたりしながらレースに参戦しているそうです。

国内、海外外問わず、フリースタイル、レースともに優勝、チャンピオンを獲得し、2017年度(今年)もシリーズチャンピオンを獲得☆

さすが、日本を代表する生駒淳プロです♪

小原聡将選手

Toshiyuki Ohara■名 前 :小原 聡将(おはら としゆき)
■生年月日:1994年4月22日
■出身地 :千葉県
■所 属 :日本ジェットスポーツ連盟

小原聡将選手といえば、両親もプロジェットスキーレーサーだったというサラブレット☆

父・毅博さんは、なんといっても元世界王者です!!

そんなご両親の血を引き継いだ小原選手は、父・毅博さんの遠征に付き添い、アメリカの「World Finals」に応援しに行った祭に、飛び入りで初出場。

結果は、ジュニアでいきなり11位!

しかも、水上バイクをたった1日しか練習していなかったそうです ( ̄▽ ̄|||)

当時、小学校6年生(12歳)なので、日本ではまだ免許が取れる資格(16歳以上)がありませんが、アメリカでは免許が必要ではなかったため、運命を変える飛び入り参加が可能だったわけです。

これを機に、小原選手はメキメキと才能を発揮。

13歳でオーストラリア、14歳でドバイに行って練習を重ね、15歳にはジュニアの世界ランク2位に浮上!

日本では規定の16歳で免許所得後、国内レースに出場してB級は全て優勝、A級も後半は連続優勝。そしてB級、A級共にシリーズチャンピオンに輝きプロの道に進みます。

その後は言うまでも無く、日本一、そして世界一のチャンピオンに輝きます☆

タイで開かれた「KING’S CUP」では、世界王者のデル・ロサリオ・ポールを抜いて、2種目でチャンピオンを獲得。

この時の実況では、「サムライ!サムライ!」という興奮の声が響いていたそうです。

小原選手のニックネームは「水を斬るサムライ」というのも納得ですね♪^^

日本ジェットスキー業界の現状

Less funds生駒淳プロ、小原聡将プロに限らず、ジェットスキーのプロ選手たちからは、「日本でジェットスキーをもっと広めたい」「もっとメジャーにしたい」という気持の強さを感じます。

海外でのジェットスキー知名度は、F1と同じくらい人気が高いスポーツで、レース賞金も50万~60万くらい出るのが一般的。

世界選手権ともなれば、優勝賞金は約500万円!

それに比べて日本では、ほぼ0円。

賞金が出たとしても1万円~5万円というレベルです。

選手は何から何まで自己資金で動かなければいけないため、たとえ海外のレースで賞金が出たとしても赤字になることもあるようです。

ジェットスキーの競技艇ともなれは、年間にかかる費用は数千万とも言われているので、本当にお金のかかるスポーツですよね・・・(; ̄ー ̄A

優勝経験が豊富で知名度の高い選手なら、スポンサーも付いて楽になるでしょ?と思っていましたが、そんなに甘い世界ではないようです。

実際に小原聡将プロは、赤字にならないレースを選んで参加したり、海外で賞金を稼いだお金は、次の遠征費用に回しているというくらいです。

今後、日本のジェットスキー界にも注目が集まり、スポンサーが付くようになれば、賞金の額も高くなり、それを元手に世界で活躍できるプロ選手も増えてくるはずです☆

そのためにも、もっともっと日本のジェットスキー界が盛り上がってほしいですね♪

日本のジェットスキー業界を盛り上げよう!

Japan jet ski industryプロジェットスキーのプロ選手、日本人もたくさんいます☆

JJSBA選手名鑑2017
 ⇨https://boaters.jp/race/jjsba_racers-2017

JJSF選手名鑑2017
 ⇨https://boaters.jp/race/jjsf_racers-2017

これだけの選手がいるのに、メジャーには今一歩の日本のジェットスキーですが、たとえジェットスキーに興味がなかったとしても、世界でがんばってる日本人を見ると応援したくなりますよね^^

私のように、興味の無いスポーツでも、国がかかった試合となれば、テレビにかじりついて声を張り上げて、真剣に応援してしまうタイプ、きっといるはず・・・(^_^;)笑

ジェットスキーに興味がある人はもちろん、興味が無い人も、日本代表を応援するという意味では同じ気持ちで応援できますよね^^

国内大会は毎年開催されているので、機会があれば応援しに行きましょうヾ(。>v<。)ノ゙

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