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ダイビング中の窒素酔いは超危険!窒素中毒の原因と対策を徹底解説!

海の中という別世界を知ることができるダイビングですが、水温や気圧の変化でダイビング中、またはダイビング後に様々な症状が出てしまうことがあります。

空気ボンベあるし、安全っしょ!! …と、つい油断してしまう方もいると思います。

しかし、正しく使用しないと危険に身をさらすことになってしまいます。

今回はダイビング中に起こる“窒素酔い“について説明したいと思います。

窒素酔いは特に初心者が陥りやすい症状です。これを機にしっかり知識を得て、初心者から一歩前に進みましょう!

窒素酔いとは?

Nitrogen sickness窒素酔いとは、ダイビング中に高圧な窒素を吸ってしまい判断能力が著しく低下してしまうことです。正式には窒素中毒ですが、お酒を飲んで酔ったような症状になることからそう呼ばれています。あのフワフワとした気持ちいい感覚ですね〜^^;

深度約30m前後でマティーニ一杯分、さらに10メートルごとに一杯飲んだ分と同じくらいの作用だとか言われたりしています(!?)

粋な表現ですねw オシャレだけど…わかりやすいのかどうなのか…いまいち…(* ̄∇ ̄*)

ちなみにマティーニはジンとベルモット、飾りにオリーブで作るお酒です。うーん、結構強そうですね…。笑

窒素酔いの原因

Nitrogen sickness Cause主な原因は高圧な窒素を取り込んでしまうことです。

実は普段吸っている空気にも窒素は約80%含まれています。

ビックリ!そんなに入っているのですね。ほとんどです。

地上にいる分には問題ないのですが、ダイビングをすることによって圧がかかり、高圧になった窒素が血液中に溶け込むことによって引き起こります。

もちろん反応が出るのには個人差があるのでハッキリとした数字はないのですが、水深25~30m前後から影響があります。

また水温が低い場合も影響しやすくなります。深い所に潜る時は十分な注意が必要です!

窒素酔いの症状

Nitrogen sickness Symptom主な症状として多幸感がでることです。

お酒を飲んで気持ちよく酔っているような状態です。ハイテンションになったり、笑いが止まらなかったり、自分が水中にいることさえ忘れてとんでもない行動をしたり…など、自己制御ができなくなります。

そういえば、そんな方々を居酒屋などでもたまに見かけますねw

それにこの気持ちいい感覚が癖になり、窒素酔いジャンキーもまれにいるとか!?

アル中みたいな感じでしょうか? 困ったものです( ̄Д ̄)

また、方向感覚もなくなります。 浮上していると思ったら潜っていたり、上下左右がわからない…など、水中では大変危険です!

こちらもたまに道端で見かけますね。 千鳥足でフラフラとw

千鳥足水中バージョンってとこでしょうか!?

笑えない…。 考えただけで恐ろしいです(・∀・;)

窒素酔いの対処法

実際に窒素酔いになってしまったなと、まだ自覚があるときは浮上しましょう。

圧がかかっているのが原因なので約10~15mくらいの浅瀬まで戻るとスッと収まります。

二日酔いもこのくらい簡単に消えてくれればいいのに 笑

基本的にはその場で解消するので残ったりしませんが、違和感を感じるときはお医者様に相談しましょう。

このとき注意点として、急激に浮上すると窒素酔い以外の症状が発生する危険があるので、焦らずゆっくりと浮上してください。

ただ、窒素酔いになっている本人は多幸感などの症状により、思いもよらない行動や方向感覚を失っているので自力で浮上できない場合もあります。

一緒に潜っている人が症状の疑いがあるときは浮上を手伝ってあげましょう。

このようなことからもバディシステムの重要性や、お互いに気を使いコミュニケーションを取りながら行動をすることがとても大切です。

窒素酔いの予防方法

Nitrogen sickness preventionまずはいきなり深く潜らないようにしましょう!

特に初心者がつい夢中になって潜りすぎてしまうと起こりやすくなります。

少しずつ潜るようにしていけば体も慣れてきますし、精神的にも余裕が生まれます。

どうしても潜るときは経験豊富なインストラクターと一緒に潜るようにしましょう。

また体調管理もきちんと行うようにしてください。

前日にお酒を飲みすぎて本当の二日酔いや、お薬を使用したりしないようにしましょう。

酔うなら海の魅力に♪

Get drunk with the charm of the sea窒素酔いについて理解いただけましたか?

まずは窒素酔いの原因を知ることが大切です。

原因がわかれば対処や予防することができます。

空気ボンベなどの装備だけでなく、きちんとした知識も身につけてこそダイバーと呼べるのだと思います。

他人事だと思わず、知識をたくさん吸収して、安心安全第一に!これからも、未知の世界である深い水中を楽しみましょう♫

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