3Mar
ナイトダイビングと聞くと、なんだか怖いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実はナイトダイビングは日中のダイビングよりも安心・安全だったりします。
そこで今回はナイトダイビングの知識と安全性についてご紹介していきます☆
ナイトダイビングの必須事項
まず、ナイトダイビングに参加する為にはこちらの2つの条件が必要になります。
○アドバンスド・オープンウォーター・ダイバーライセンス(以下:AOW)
○ナイトダイビングの経験
一般的には上記2点の条件を満たしている方がナイトダイビングに参加する事ができます。
じゃあオープンウォーター(以下:OW)のライセンスしか持ってない人やナイトダイビングをやった事が無い人は参加できないの?と思うかもしれませんが、正確にはインストラクターと一緒に潜れば参加する事は可能です。
しかし、ほとんどのサービスがAOWライセンスを持っていないとナイトダイビングをさせてもらえないのが現状ですので、結局、AOWを持っていた方がスムーズに参加できるという訳なんです^^
ナイトダイビングに必要なもの
夜の海に潜る訳ですから、当然水中ライトが必要ですね。むしろこれがなきゃ何も始まりませんw 今は水中ライトも様々な種類が販売されていて、明るさも一昔前と比べても桁違いに良くなっています♪
水中ライトは自分で使うメインライトと、予備ライトの2本(またはそれ以上)用意します。万が一メインのライトがトラブって使用できなくなっても問題がないように対策をします。
他には、自分の位置を相手に知らせる「ケミカルライト」や、帰りの目印用に陸上や水面にライトを設置する方もいますね。
これだけを見ても、念入りな準備がされている事が分かります。自分で水中ライトを持ってないという方は、担当インストラクターに聞いてみましょう!レンタル用のライトをたくさん持っているはずです^^
ナイトダイビングの3つのルール
ここからは実際のナイトダイビングについて詳しくご紹介していきましょう☆
ナイトダイビングをする際には大きく分けて3つのルールがあります。
1.日中に1度潜っておく
明るいうちに1度ポイントで潜っておく事で、「夜もここを潜るんだな」と、認識する事ができます。
こうしておくことで安心感が増すのと、昼と夜の違いをより顕著に知る事ができます。昼に見た魚が夜になると全くいなくなってたりもします。
2.水深は浅め
ナイトダイビングは最大18mまで行く事はできますが、実際には水深10mよりも浅い所で潜る事がほとんどです。
これによって万が一の時にもすぐに浮上する事ができますし、日中のダイビング後に潜る事がほとんどなので、浅くて体に優しい潜り方をするのが一般的です。
3.水中ライトはずっと点けっぱなし
ナイトダイビングをしている際に水中ライトを消す事はありません。
一時的に光を遮る(手で覆って光を漏らさないようにする)事はありますが、基本ライトは消してはいけません。これはもし光を消した時にライトを落としてしまったら、ライトも人も発見するのが困難になるからです。
安全上の観点からも、水中ライトは常に点けっぱなしにしておきましょう。
はぐれる心配はないの!?
ライトさえしっかり持っていれば、かなり遠くからでもダイバーがどこにいるかを把握する事ができます。
日中のダイビングでは、水がキレイなエリアでもせいぜい20m~30m先しか見えませんが、ナイトダイビングではみんなが水中ライトを使っているので、相当な距離を離れたとしてもその光で人がどこにいるか認識できます。
日中のダイビングよりも人がどこにいるか把握しやすいという訳ですね^^
夜は魚も眠っている!?
夜の海は昼と違って魚は寝静まります。代表的なのがこの「ブダイ」と呼ばれる魚。
この魚は夜になると口から粘膜を吐き出し、自分の体を粘膜で覆います。これにより、外敵から身を守ると言われています。
この粘膜はちょっと触ったくらいでは反応しませんが、強めに触るとビックリしたように急に逃げ出します。そりゃ〜寝てる所をいきなりツンツンされたら誰でも驚きますよねw
こんな姿が見れるのもナイトダイビングならではです♪
甲殻類は動きが活発に!
一方で、エビやカニなどの甲殻類は夜になると活発に動き始めます。
甲殻類のほとんどが夜行性なので、日中は岩の窪みなどの暗い所で休んでいますが、夜になるとサンゴや岩の上に出てきてエサを探し始めます。
潜る場所によっては、大きな伊勢海老が現れる事も!?
でももし実際に遭遇しても、決して捕まえないようにして下さいね^^
満天の星空も魅力的♪
沖縄などの南国では、ナイトダイビング後に見れる星空も魅力的です♫
初めて沖縄でナイトダイビングをした時に水面から見せてもらった星空は、普段見る星空より綺麗に見えた気がして本当に感動しました!
ちなみに、これを見せてくれたガイドさんは「オレも昔これにやられたんだよ!」と嬉しそうに話してくれました^^
男性ダイバーの皆さん、女性を口説く時に使えるかもしれませんよ!?笑
以上、ナイトダイビングの知識と楽しみ方についてのご紹介でした☆
ナイトダイビングをやった事が無い方も、これからやってみたい方も、これを機にぜひチャレンジしてみて下さいッ(o^-‘)b