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カヤック事故を無くそう!事故防止と安全対策について正しい知識!

湖や川、海などで幅広く遊べるカヤックですが、一方で様々な事故が起こっているという現状もあります。

今回はよくある事故事例とその対応策をご紹介していきたいと思います。

カヤック経験者も、これからカヤックをやってみたいという方も、ぜひこれを読んで注意点を確認して下さい。

よくある事故例と対応策

カヤックによる事故は様々な要因のもと発生していると思いますが、その根源は下記4点に集約してます。その例と対応策を考えていきましょう。

1:突然のコンディション変化

漕ぎ始めは穏やかだったとしても、途中から急に波風が強くなりカヤックが前に進まない・次第に風に流され漂流してしまうという事例、または急な天候の変化により川の水が増水してしまうなど、コンディションの悪化による事例が多く見受けられます。

自然相手の遊びですので、コンディションの変化はあって当然です。

心配な方はガイド付きのツアーに参加すると思いますが、ガイドが全て助けてくれる訳ではないという気持ちは持っておきましょう!

【対応策】

1番はこの変化に対応できるくらいの「パドリングスキル」は大前提。そしてコンディションが悪い時こその「冷静な判断」ができれば文句無し!なんですが…中々そう簡単にはいきませんf^^;

そこで、あなたにしてもらいたいのが「ライフジャケットの装着」と「コンディションのチェック」です。

ライフジャケットの装着は当然の事なので細かな説明は省きますが、天気はもちろん、風や波の予報をチェックする事も非常に大切です。

今は「天気」「波」「風」「雨雲」などに特化したサイトがたくさんあります。

天気図の見方などはコチラの記事でも解説しておりますので、ぜひ参考にして下さい☆
波情報はコレでGET!サーファーなら必ず知っておきたい波情報を知る便利なアプリ3選
天気図の見方を知れば海での楽しさは倍増!天気図マスターになってマリンスポーツに役立てよう!

それでもちょっと不安という方は、まわりの方やガイドの方に聞くと良いでしょう!

「今日の天気はどうですか?」
「今日の風は強い方ですか?」
「今日行くポイントは片道何分くらいで着きますか?」

などを聞いた上で、『本当に自分でも行けるのか!?』を判断します。

この判断力も重要なスキルです!

場合によっては行くポイントの変更やツアー自体の中止も考えましょう。

楽しみたい気持ちは分かりますが、事故が起こってからでは遅いのです!

2:カヤックの転覆

転覆した事で冷静さを欠き、状況が悪化していく事も多いです。

実際カヤックはそう簡単に転覆するものでもないのですが、いざ転覆した時に対処できないと話になりません。

自分が使用するカヤックがどれくらい安定性があるのか、逆を言えばどのくらい傾けたら転覆するのかを把握しておくだけでもゆとりが違います。

そして当然の事ですが、転覆した後は再度乗艇する必要があります。

しかし、足の着かない環境で再乗艇するにはそれなりの筋力とコツが要ります。

すぐに助けてくれる人がいつも近くにいるとは限らないので、できれば1人で再乗艇できるようになっておきましょう。

【対応策】

上にも記載しましたが、転覆したカヤックに1人で再乗艇できれば1番良いですね。

再乗艇のコツは、まず転覆したカヤックを起こす所から。

横面(座席の横)からアプローチをして、飛び乗るようにしてカヤックに乗り、アプローチした側とは反対側の舷を掴みます。

そして全体重をかけて(引っ張るようにして)カヤックを起こします。

カヤックを起こす事に成功したら、バランスを崩さないようになるべく低い姿勢で這い上がるようにします。バタ足をしながら、なんとか座席付近に腰を乗せましょう。腰さえ乗れば、あとは少しずつ体制を整えるだけです。

文章で書くと簡単に思えますが、これを「風が強い時でもできますか?」と言われたらあなたはできますか?

万が一に備えてちゃんと練習しておきしょう!

あとは、転覆のリスクを極力なくす事を考えるのも重要なポイントです!

・無理な体制で漕がない
・荷物の重量バランスを考える
・波の向きにカヤックを合わせて漕ぐ
・アウトリガーを使用する

などなど、対策はいくつかあります。

当日カヤックに乗る直前ははもちろん、前日の寝る前などに対策を復習し、乗りこなしている良いイメージを何度も頭に詰め込んでおきましょう!

3:スキル不足

特に初めてカヤックをする方は、どのように漕いだらどうカヤックが進む(転回する)のか、出港直後のなるべく早い段階で理解しておきましょう。

右左折や方向転換を考えながらやっていると、カヤックはどんどん流されていきますし、波が高くなってきた場合はカヤックを転覆させないように方向転換させる必要もあります。

また、経験者の方も「このくらいは大丈夫だろう」と自分の力を過信しない事です。

コンディションの急変もありますし、うねりや波の大きさも常に一緒ではありません。

私がよく聞かされていたのが「どれだけ穏やかな波でも1000回に1回くらいは通常よりも大きな波が来る」という言葉。

つまり、『“どれだけ穏やかな時でも時折予想以上の高い波が来る事がある”という事を常に頭に入れておけ!』と教わりました。

自然相手に遊ぶ以上、過信は1番の大敵だという事ですね。

【対応策】

これは経験を積む以外ないでしょう。

いくら知識を詰め込んだ所で、それを実行できるかは別の話です。

また湖・川・海によって存在するリスクも異なります。

心配な方はガイドをつけるも良し、機会を見つけてスキルアップに励むのも良しです。

不安点はそのままにせず、改善していきましょう。

4:他船との衝突事故

これはカヤック単体の事故ではないですが、船からはカヤックがほとんど見えないので、知らずに近くを通ってしまう事もあります。

特に波が高い時なんかは、あっという間に波の間に隠れてしまい、船からカヤックの姿がほとんど見えません。

場合によっては衝突事故にも繋がりかねないので気をつけて下さい!

【対応策】

1番の対策はフラッグを立てる事。これだけでもかなりの違いがあります。

できれば1,5m以上の物を用意できるといいですね。

あとは船の航路をしっかり把握しておく事。

船が通れないような浅瀬を進む事ができるのはカヤックのメリットです。

そこを利用するのも良いですね。何事も安全第一ですよ!

リスクを回避して楽しく遊びましょう♪

カヤックでよくある事故事例と、その対応策についてまとめてみました。

素晴らしい景色や癒しを与えてくれるカヤック。

最初は適度に緊張感もあるので無茶はしないと思いますが、少し慣れてくるとつい無茶をしてしまいがちです。

こういう「油断」や「過信」が事故につながる事が多いので、くれぐれも注意しましょう!

正しい知識と経験を積めば、カヤックは本当に素晴らしい乗り物です♪

だって、これさえあれば、自分の力量次第で世界中どこにでも行けるのですから^^

リスク回避もアクシデントからの立ち直りもスキルの一つです。

ぜひ、これらのスキルを身につけて、カヤックを思いっきりenjoyしちゃいましょう(o^-‘)b

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